産経新聞届きました | 自死遺族の私が感じたこと日々あれこれ
2012-11-10 23:34:07

産経新聞届きました

テーマ:メディア

先日岡山に講演に呼んで頂いたhttp://ameblo.jp/mira1105/entry-11399049875.html 竹井さんから、

早速産経新聞を送って頂きました。


社会面です。

掲載記事を直接見ると更に感慨深いです・・・・


友人に

「取材されても記事が色んな事情で掲載されないこともたくさんあるんだよ」

と教えてもらい、それを聞いて私は掲載して頂けただけでも

改めてありがたいことなんだと思いました。


このような難しい問題を取り上げて下さった、佐々木記者に感謝です。


少しでもたくさんの方にこの問題を知って頂けたら嬉しいです。


**********************************



「自殺考」第3部 命を救う現場③

【遺族の心情分かち合い】


「これからもよろしくお願いしますと頭を下げろ」

自殺者の遺族に向けられる差別偏見の解消を目指すNPO法人「セレニティー」(東京)。

その代表理事を努める田口まゆさん(39)には今も忘れられない思い出がある。


中学一年生のとき田口さんの父=当時(39)=が亡くなった。突然行方不明になり、数日後自宅から遠く離れた山中で遺体が見つかった。


父の死は中国地方の小都市ではすぐに知れ渡った。父親の喪が明け、中学校に登校した日、朝礼の時間に担任の教師が突然、田口さんをクラスメートの前に立たせ、謝罪をさせたのだ。


田口さんは「小さな町を騒がせたことを謝れということなんだろうか。なんで?と思いました。でも当時は頭を下げなければいけない人間になってしまったと思い、抵抗できなかった。大切な父を失ったショックに加えて、父への怒りがわいた」と振り返る。


親族の間でも、父親の話をするのはタブーになった。母は憔悴し、精神的にも不安定に。学校に行きたくない、でもそれが言い出せなかった。田口さんは、自分の感情を口にすることをやめた。母を喜ばせたいからと、高校では学年一位の成績をとった。早く、地元を出たい。大学進学とともに家を離れ、名古屋で一人ぐらしを始めた。


3年、5年、10年・・・・たっても消えない、苦しい感情。抜け出すきっかけを求めて、担任に会いに行くことを決めた。既に校長になっていた教師は快く会ってくれた。

田口さんが「頭を下げなければいけなかったこと、本当につらくて。なぜなのか聞きたくて」とたずねると返ってきた答えは「覚えていない」だった。

「先生は、そのあと笑って『そんなこと気にしてるから結婚できないんだぞ』とまで言ったんです。


解決の糸口はまるで見つからなかった。行き場を失った心情を、自殺者の遺族同士が語り合う「分かち合いの会」で打ち明けた。


そこで遺族の会のメンバーは田口さん以上に怒りを表したという。「『教師が悪い』と言ってくれたんです。初めて、私はおかしくない、もっと怒っていいんだと思えたんです」と振り返る。20年以上の歳月が流れていた。


NPO法人「自殺対策支援センターライフリンク」が平成20年にまとめた「自殺実態白書2008」によると、大切な人の死に際して、自殺者の遺族は周囲から「生命保険がたくさん入ってよかったじゃない」「あなたが攻めたてて自殺に追いやった」などと言われることもあり、心の傷を深くする。


遺族の4人に1人が直後に「自分も死にたい」と考えたという。そんな恐怖や不安から、遠く離れた「遺族の会」に通う人もいる。”自らを殺す”と書く「自殺」という言葉にも傷つく。周りに感情をはき出し嘆くことが出来ず、精神的、経済的に消耗していく遺族は多い。


自殺者が3万人を超える現在、遺族はその何倍も存在している。身近なところにも、誰にも心の内を明かすことができない遺族がいる。


田口さんは講演などで自分の経験を話すことで、遺族に対する理解を訴える。「遺族は自分を責めることだけはしないでほしい」と語る。


仕事を抱えてのNPO活動のため休日はほとんどない。疲れていても、活動中はエネルギーがみなぎるという。「力の源はもしかしたら父への怒りかもしれない。父への思いかもしれない。父に何かをぶつけられないかわりに活動をしているのかもしれません」と田口さんは話した。


********************************



自死遺族の私が感じたこと、日々あれこれ


☆NPO法人Serenity HP  http://serenity-n.com/






田口まゆさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ