人名を吐息でネット01 | 15でオカマ オカマで女優

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ドラマチックに咲いてほしい性転換後

実は私は
身の回りの友達や先生の名前を
インターネットで探索することがある。

もちろん対象は
可愛い女の子であったり、
可愛い男の子であったり、
とりわけ華やかな人が多い。

ネットといえば
情報の量とその入手のしやすさは
テレビや新聞をはるかに凌駕する。

もしかしたら、‘リアル’で会う友達の知らない部分も
ネットが教えてくれるかもしれない。




しかし、そこで一つの引け目を感じる。

たとえば
「川端実花」「反町聖司」
というような名前からして華やかな単語をキーボードで打ち込み、ネットワールドで探したときに、
日陰者の私には言いようのない罪悪感というか
羞恥心が湧いてくる。



『愛しのあの子をネットで…
フヒヒ…サーセン』

というような脂ぎっしゅなキモオタのイメージ図が
いまキーボードに打ち込んで、画面を食い入るように見ている私と一致するのではないか
という恐怖があった。



*

実は最近はフェイスブックやツイッターがあるため、
本名を探索すると三人に二人はヒットするものだ。

それについて
私の恩師は
「ネットの匿名性に限界が来たのでは?」
と述べておられた。

*


そんな人に言えない行為を
世間さまから隠れてアンダーグラウンド的にやっていた私。

いつしか、
『一般の女子高生はどうなんだろう?』
という疑問を抱くようになり
やがて現場の意見を聞ける機会がきた。




〈つづく〉