非常に短命のバイクだった。
それから、嫁さんに許してもらえず、バイク乗っていない。
むなしく残ったライダース(フェイクレザーの安物だけど)。

※写真撮り忘れたので、画像はイメージです。(by amazon)
しかも、3着!
安ものなので、シングルのオープンファスナー。
個人的にライダース好きなので、街着として着ているが、シングルだと動きや熱さに対応しにくい。
それ以上にカッコ悪い。
そこで、ダブルジッパー(逆開オープンファスナー)に改造することにした。
だが、服のリメイク屋さんに頼むと1万以上は必死!
ジャケットより高い、リメイク代は出せん!
そこで、自分でリメイク。
父方の祖母が和裁、母方が洋裁の先生で、実家が縫製業の手芸大好きサラブレットの腕の見せ所。
とりあえず、ファスナーの入手。
この手のファスナーは普通の手芸店に売っていないのでネットで物色。
楽天のボビン屋さんというショップで金属製厄開きオープンファスナー5mmを発見。
安いし、好きな長さに加工してくれる。すばらしい!o(^▽^)o
注文したらすぐ届いた!
黒2本とこげ茶1本。
あわせ見ると、ちゃんと寸法どおり。
加工に入る。
まず、旧ジッパーの取り外し。
服のファスナーは大体この様につけてある。
前身ごろ略図

このファスナーの縫い目をほどく。
はさみやカッターなどでもできるが、シームリッパー(糸ほどき)が便利というか必須。
100均でも売っているので、買ったほうがいい。
こういうやつ。
このシームリッパーでファスナーの縫い目ほどいていく。
今回は、男の裁縫と言うことで、外側(ファスナー側)1本のみ、上から下までほどく。
ほどいたとしても、2本目の縫い目でファスナーは外れない。
そこで、ほどいた縫い目を開いてファスナーの縫い代、ぎりぎりをリッパーで切りながら強引に外した。
(丁寧にしたい方は2本目の縫い目もほどいてください)
外した箇所の糸くずを取り去り、縫い付け作業に入る。
最初は中古で買ったミシンにファスナー用の押さえが付いていたので、シリコンスプレーとシッカロールで滑らせながら縫おうと思っていた。
#15の針と30番のレザー用ミシン糸を用意し、試し縫いしたが糸調子が合わず、さらにパワー不足でモーターとまる。
実家に帰れば工業用ミシン腐るほどあるのに、と思いながら手縫いで行くことに。
世には、レザー用の手縫い機なるものがあるが、大概、針・糸が太すぎ、細くするとトラブルが多いので、やっぱり手縫い。
針二本でかがり縫いするのがいいが、男の裁縫ということで返し縫いでチャレンジ。
ファスナー外したとき、リッパーで無理やり外すと、新しいファスナーの縫い代分、幅が稼げない。
そういう時は、思い切って新しいファスナーの縫い代部分を数ミリ切ってしまう。(男らしー)
切った部分の、糸がほどけてくるがナイロンなので、ライターであぶればOK。
切りすぎると縫うとこなくなってしまうので、ご注意を。
縫うのは、できるだけ元の針穴を生かすほうが縫い易い。
拙は握力で乗り切ったが、自信のない人は指ぬきを用意してね。
縫うは、良いが縫い代の幅を均一に縫わないといけない。
マチ針で留めて、まっすぐ縫っていくのが基本だが、そこは男の裁縫。
縫い目にかからないように、瞬間接着剤(ゼリー状)で5cm幅くらいでマチ代わりに留めた。
このとき、裏側からやったほうが、接着剤事故少なくてすみます。
片側30分ぐらいかけてマツリ縫い。
一日一着ペースで夜なべ仕事。
できました。3日で無事完成。

結構、しっかりしています。これで満足・満足!
ちょっとは安物感なくなったかな!v(^-^)v
※レザー用品の加工は自己責任で行ってください。当方は一切の責任を取りません。