こんにちは。
今回は心のケアのお話です。

写真はイギリス コッツウォルズ地方の
美しい小さなアッパースローター村。

遠くに見える蜂蜜色のレンガで出来た
マナーハウスに宿泊したのですが
おとぎの国に迷い込んだように美しいところでした
もう15年近く前になります。

イギリス旅行を決めたのは
当時メディカルハーバリストに興味があったから。

20年以上前に母が直腸ガンになった時に
自然療法を知りハーブの勉強に
イギリスへ留学しようかと真剣に考えました。

結局イギリスで国家資格のメディカルハーバリストになっても
日本では医療として認められていないこともあり
ハーバリストになることはやめました。
イギリスのメディカルハーバリストは
医師と同等の資格があり診察も処方もします。

今このようなことをしているのは
元をたどればこのような経緯があったからです。

私の周りには現在ガン治療中の方が5人います。
親戚、知り合い、海外に住む友人、
オーガニックの仕事関係の方などです。
皆様ガンと共存して前向きに生きていらして
病気になる前よりポジティブになっているように思います。

父方の祖母と38歳で従兄弟がガンで他界し
母はガンを克服しましたし
食やホリスティック栄養学、
解剖生理学などの勉強中で
メンタルヘルス記事も書いているからか
疎遠になっていた方やブログの読者の方々から
ご連絡を頂くことが多々あります。

そして決まって内容がご病気になってしまって。。。です。
その中にはガンの方もいらして
たぶん心細くとても不安で
分かってもらえる私にメールを下さるのではないかと思います。

私の母も闘病生活中は私が話し相手でしたし
父も側にいるので心強かったのではと思います。
母はとても強い人ですので
自分から私に連絡してくることはなく
私が頻繁に実家に帰っていました。

私の方が本人より心配で不安で
大好きな母がいなくなってしまうのではないかと思うと
いてもたってもいられなかったのです。

母が自分から私に連絡をしてこなかったことを
当時私はネガティブに捉えていたのですが、
睡眠時間もままならず多忙だった私に配慮した
母の愛だったのだと後から気づきました。
母が私の話し相手だったかも(笑)。





ご病気になってしまった方々に接して思うのは
日本の医療は心のケアが不十分だということです。

よくアメリカのドラマに出てくるのが
心のケアをするサイコロジスト。
離婚の危機に陥った夫婦や
ストレスを抱えたドラマの主人公が
カウンセラーとやり取りする場面が結構出てきます。

このサイコロジストは
スラングでシュリンクShrinkと呼ばれていて
精神科医と同等の立場で働く心理カウンセラー。
アメリカ人は気軽に通っているようです。

日本では心理カウンセラーは一般的ではないので
ご病気になった方の心のケアが大分遅れています。

日本人は精神科に行くことに
ネガティブなイメージがあり
明らかに精神科でも心療内科にかかるようですね。
しかも、カウンセリングを受けることは
心が弱く、精神的に弱い人というイメージがあり
なかなか精神科にかかる人が少ないのだとか。。。

ヨガ仲間で国家資格の心理士で
病院にお勤めの方がいらっしゃるのですが
医者に比べると立場がかなり弱く
資格を取得するのは大変なのに
お給料がとても安いのだそうです。
薬剤師や管理栄養士のようだと思いました。

ご病気の方々の心のケアを受ける場が少ないので
私のところにメールが来るのかしらと思うのですが
病は気からと言いますし
心のケアいかんで病気の進行具合が
変わってきてしまうのではと思うと
日本ではどこのだれに心のケアをして貰えばいいのか
考えてしまいますね。

メールを頂く方には
自分と同じ状況の方々のサークルのような集まりに入会したり
国家資格をお持ちの心理士まではいかなくとも
心のケアをするカウンセラーを見つけて定期的に通うことを
おすすめしているのですが
なかなかネガティブな印象があって踏み込めない方も
いらっしゃるようです。

病気の方々の心のケアは
自分の経験からご家族と一緒にいることが
一番の心のケアなのではと思います。

しかし、そうもいかない方もいらっしゃいますし
医療保険が使えるところもあるので
是非心理カウンセリングを受けて
心のケアもして頂きたいなと思います。

自分ではなかなか気づかないようですが
ほとんどの場合、病気になると心も傷ついてしまいます。
心のケアも治療と同じく大切なのです。



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