私が推測するに「むくわれない」と思っている人は
 多いのではないかと思う。
 私もその一人で特に会社で「むくわれない」と思うことが多々ある。

 いろいろ考えるのだがそんな時に思い出すのは
 決まって数年前の
ロサンゼルス旅行 での出来事。

 久しぶりにロスを訪れ
 友達の家が空港から遠いので
 到着日と出発日はホテルに宿泊した。

 事前にホテルの送迎を予約したのだが
 待てど暮らせど車が来なくて
 LAXエアポートポリスの助言で
 シャトルバスでホテルまで行くことになった。

 シャトルバスは以外に快適で
 普通だったら行かないUCLAや
 可愛い家々の住宅街にストップしながら
 やっとホテルに辿り着き
 ロサンゼルスバスツアーさながらの
 ホテルまでのバスの旅は結構楽しかった。

 ホテルに到着後、丁重に謝られて
 普通だったら酷いクレームになるのを
 全く怒らなかった私は感謝された。

 YOGAをしているから穏やなのだろうと思われ
 ラッキーな事に帰りの空港までの送迎を無料にしてくれた。

 帰国の日、送迎車無料はよかったが
 トランクにスーツケースを積むのを忘れられ
 空港に到着して気が付いた。

 ギリギリでスーツケースが届きとんだ目にあったと思ったら
 そこはファーストとビジネスクラスのチェックインカウンター。

 帰りもお金を少し払ってエコノミーからビジネスクラスへ
 アップグレードしてもらおうと交渉したら
 マイレージカードを作る事を交換条件に
 無料でアップグレートしてくれて
 快適な空の旅をして帰国した。

 旅にはハプニングが付きものだが
 ここまでいろいろあった旅は初めて。

 最悪な状態になると
 嬉しい事が起こるという不思議な結果的にはいい旅だった。

 「せっかく用意周到に送迎まで予約したのにむくわれない」と思ったら
 ホテルまでの楽しいシャトルバスの旅が待っていて
 しかも帰りの車が無料になった。

 「せっかく帰りの車が無料になったのに
 スーツケースを忘れられてむくわれない」と思ったら
 運がいいことにビジネスクラスに
 無料でアップグレードしてもらえた。

 ピンチはチャンスというように
 悪い事と良い事はいつでも背中合わせ。

 自分なりに分析すると悪いことがあっても
 怒りを表したり落胆したりせず
 冷静に判断して次の行動を考え実行したから
 良い方へ物事が転換したのだろうと思った。  

 そして大事なのは
 最悪な状況だったとしてもそれを楽しんだこと。

 「むくわれない」と言う感情は比較するものがあってでてくるもの

 比較しなければ「むくわれない」とは思わない。

 また
その時に「むくわれない」と思っても
 後から意外な違った形で「むくわれる」こともある


 また、夢や目標に向かって自分なりに最大限の努力をしても
 夢を実現し目標を達成する人もいれば
 夢が実現しない人もいるし目標を達成できない人もいる。

 夢や目標の度合いにもよるが夢は必ずかない
 強く願えば必ず実現すると語っているのは成功者。

 100人が100人夢が必ずかなわないし成功するとは限らない。
 しかし、結果も大事だけれど
 その努力する過程がもっと大事なのではないかと思う

 そして、
その努力する姿を誰かが必ず見てくれている
 そう思えばとっても楽になる。

 私が送迎がこなくても怒りを表さずにいたのを
 分かってくれた人がいたから帰りの車が無料になった。

 私がスーツケースが来るのを冷静に対処して待っていたのを見ていた
 航空会社のカウンタースタッフがいたからこそ
 帰国便が無料でアップグレードになった。
 (スーツケースがトランクに積まれていなかったことを
  航空会社のスタッフに待っている間説明していた)

 私の場合、会社でも「むくわれない」と思っていても誰か見てくれている
 そしてそれは「いつかは見返りが意外な思った通りでない形でむくわれることもある
 と思ったら
「むくわれない」という気持ちは薄れて大分楽になった。

「むくわれない」と思ったら読む
 精神科医の香山リカ先生の
むくわれない生き方を変える本

 気持ちがとても楽になる。
 そして、これらは幸せ体質になるヒントでもあると思う。


 「むくわれない生き方」を変える本/朝日新聞出版       
     
          

   
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