壊れちゃいそうな衝撃が
一日に何度も
胸に来て
その度
身体を集めるように
足を抱えて
踞ってみるのに
だめ
あの日から
アタシの思いが
溢れ出してしまって
その一粒からの波紋が
他の誰かを
揺らしてしまうなら
アタシは
如何に生きましょう
想いを
如何に堪えましょう
夢で好いと
拳をギュッとして
笑って居られたのに…
あの遠い日
君が握り返した
この右手が
身体を触れる度
肌の下から
春が騒ぎ出すみたいに
肩を通って首筋から
アタシの脳を侵食するから
君を忘れる為の
歌が探せない
身体中が
心臓になって
この気持ちが
貴方に見つかってしまう前に
また創らなきゃ
立ち上がらなきゃ
また笑わなきゃ
君の大切な
時を護れる
あの笑顔で。