前のブログで

女はほめてほしいわけじゃない。
わかってほしいのである。
(黒川伊保子『夫婦脳』より)

という一文について
主に仕事のことを中心に
書いたんだけれども
それに関係あるような
ないような恋愛話を思い出した。

ドリカム歴
十云年のわたしは
好きな人とドリのライブに行く
ということが長年の夢で。

かつて
それが初めて
叶った日のこと。
(今の恋人ではない)

相変わらず全身全霊で
もの凄いライブを命を削って
魅せてくれた吉田美和さま。

あ〜すごかったなぁ。
なんて力なんだろう。
なんて愛情なんだろう。
なんて励まされるんだろう。
なんて音楽って素晴らしいんだろう。

そんな高揚感でいっぱいな我が胸中。

一方でやっぱり
好きな人の反応も気になるじゃない。
で、その人の発した言葉は

「よかったね。
まずステージの動線が
素晴らしいと思った」

………うん。
なんか違う。

何が違うかはわからないけれど
少なくともわたしが
第一声で期待していたのは
“ステージの動線”の賞賛ではない。

もちろん相手がいつも
自分が望む答えを
返してくれるわけないのは
わかっているんだけどさ。
わかりあいたいポイントが
天と地くらい違うじゃんか。

ずっと夢だったからこそ
一方的にちょっと
ガッカリしちゃってね。

ちなみに今の恋人とは
もうドリのライブに行くことが
恒例になっているのだけど
想う熱量は違えど
想うベクトルが一緒だから嬉しい。
褒めるんじゃなくて
わかりあえるから嬉しい。

あと、こんなこともあった。
(動線と同じ人なんだけど)

わたしがコンクールに出す
作品に迷っていて
数点から3作を
決めかねていたときのこと。

よし、最終的には
好きな人が好きだと思ってくれた
作品を提出しよう!と
賭けてみたの。

そこで
「このなかからあなたが一番
好きだと思う作品を教えて」という
旨の連絡をしたと思う。

そうしたら返ってきたのは
「どんなテイストの詩が
求められているコンクール?
それによって判断は変わるから
詳細の概要があったら送って」

………うん。
なんか違う。

わかってる、わかってるよ。
どうせなら入賞させてあげたい。
そういう気持ちからの
言葉であることは。

でもわたしが知りたかったのは
あなたが今、直感で
好きだと思ってくれた作品が
どれかということだけ。

合わない。
とにかくいろんなことが
合わなかった。

それは男女の違いでもあるし
個と個の違いでもあるし
良いも悪いもないことで。

ただ

ほめてほしいわけじゃない。
わかってほしいのである。
(黒川伊保子『夫婦脳』より)

ですし
もっと言えば
ドラマ『カルテット』のセリフだと

人って価値観が合うか
器がおっきいか
どっちかないとキツイでしょ

だなぁと。

価値観も合わなかったし
わたしは器がちいさかった。

まぁその人とは
お付き合いしたわけでもなく
こちらがただ好きだっただけ
なんだけれどね。

結局、心の中でいろんな
合わない、合わない、合わないが
積み重なっていくうちに
「好き」は消息を絶ったのであった。

※ご本人が読んでいたらごめんなさいね。
どうかスルーしてください。

もしかしたらわたしは
“わかってほしい”“わかりたい”
強すぎるのかもしれない
けど、それが自分だもの。
変わろうとは思わない。
このめんどうくささが
記事を書くときには
役立ったりはするから。

尚、今の恋人とは
価値観が合わないところもあるし
こちらが勝手に
不機嫌になることも多々で
迷惑かけまくりなのだけど
彼奴の器が大きい。絶対に怒らない。
たいていのことは気にしない。
だからこそ続いているわけですね。

いつもすみません。
ありがとございます。
(彼奴は読んじゃいないけど)

ついさっき
変わろうとは思わない
なんて豪語したけれど
わたしも時には少し
狭い器を押して押して
広げてみようかなぁ…と思います。

今の自分の器
おちょこレベルだからね。
ホント。