イスラム国について、
私の思うことを書いてみようと思う。
 
 
名前ばかりが先走りして、
内容はあまり広まっていないみたいだから簡単に言うと、

イスラム国はイスラム教の一部の主義や政策、制度を思想として、
武力を持って国や国境を無くそうとしている団体のことなんだって。
 
 
勿論、イスラム教はこんな思想だという訳ではないから、
あくまでイスラムを名乗ったテロリスト集団。ていうのが妥当な所だと思う。
 
 
今回の後藤健二さんの件だってそう。
 
彼は湯川遥菜さんの救出のためシリア入りして、
交渉しに行った結果、
自身も人質になってしまい殺害された。
 
惨すぎるし、彼への同情とその正義感を称える声が世界中で起きている。

 
けど、その行動に対する非難の声も同時に挙がっているよね。
 
 
本人は求めていなかったそうだけど、
それによって身代金や国を巻き込んでしまったことで、
今、賛否両論が起きている。
 
本人が何と言おうと起きてしまった以上、
国は動かない訳にはいかないし、
この行動はたしかに少し軽率だったのかもしれない。と私も思う。
 

それによってイスラム国は、
日本や直接、軍は出さないけど資金的な援助で加盟している他の有志連合に対して、
警告と恐怖心を与えることが出来る様になった。
 

今回の件で、今後、それらの国がイスラム国に対して消極的になるかもしれない。
 
 
ただ、今、実際に起きている残虐的な現状と、その活動に関心を持つ人が増えたのも事実。
 
それまで”イスラム国”ていうテロリスト集団が何かしている。
ていうのは知っていたけど、
その何かは知ろうともしないし、関心さえ持たなかった人が多いと思う。
 
少なくても私はそうだった。
 
 
今回のこの一件が起こるまでは、
また中東の方で何かやっているんだ。ぐらいにしか思っていなくて、
最近になってやっと初めて、これが大変な問題なんだ。と気付いた。

 
そして、こうしているうちにもまた誰かが殺されるかもしれない事実と、
次の標的は日本人だ。というイスラム国の声明で、
必ずしも自分たちはただの傍観者という立場でもなくなった。
 
事が起きてから気付いた。なんてダメな人間だけど、今は気付けただけ良かった。て思っている。
 

 
テロを消滅させるのに一番効果的なこと。

それはテロを求めないこと。なんだって。
 
つまり大袈裟に言えば、
テロ組織以外の人間全員がそれを拒絶し続ければ、
どんなにテロ行為をしたところで何も得られないし、
内部からも分裂が生まれて、
組織は萎んでいく。ていうことになる。
 
 
今回の一件によって今、起きている現実が、世界中の一般国民にも注目されるようになった。
 

そして、後藤さんの行動や彼の奥さんのメッセージに心を打たれた人は多いはず。
 


だから、彼の行動は決して無駄じゃなかった。て言いたいし、
自国や他国に迷惑をかけただけのただの蛮勇でもなかった。て私は思いたい。
 
 
今後、イスラム国とそれに連なる物事がどうなるかは、
私には想像もつかないけど、
なるべく早く、出来るだけ傷付く人が増えずに解決に向かうことを祈っている。
 

後藤さんと湯川さんにご冥福を。
 
 



明日もどうにか生き延びよう。