本格的に寒くなってきた今日この頃、早くもインフルエンザで学級閉鎖するというお話もちらほら聞こえてまいります。
今年は10月まで夏日を記録しました。
夏が暑い分だけ冬が寒くなるなんてよく言われていますので。今年の冬は風邪をひかぬよう十分ご注意ください。
そこで、風邪予防のコツをひとつご紹介します。
「風邪予防には4つのクビを温めろ!!」
からだの「クビ」と付くところには体表近くを太い血管が通っています。
ここが冷たい外気にさらされることで体内を循環する血液も冷やされてしまい体温が低下します。体温が1度低下すると免疫力は1/5~1/6に低下するといわれており風邪もひきやすくなってしまうのです。
さて4つのクビですが、3つ目まではみなさんご存知「手首」「足首」「首」です。それでは4つ目のクビはどこかと言えば…
「くびれ」つまりお腹です。違うところを想像したあなたゲスの極み!!(古いか)
そもそもくびれのある所にクビという名前が付いたといったほうが正しいのでしょう。
温める方法としては、長そで・長ズボン・ハイネックの衣服を身に着ける、リストバンド・レッグウォーマー・ネックウォーマー・マフラー・ストール・腹巻などを身に着ける。
また、ぐるぐると動かすなどして筋肉からの発熱により血液を温めるのもよいでしょう。
そして私たち鍼灸師がもっともお勧めするのが、
もちろん「お灸」です。
お灸というと、熱いのを我慢してするものだと思われがちですが、そういったお灸をする必要はありません。市販されている「せんねん灸」などを温かく感じるまで行えば十分です。
他にも火を使わない「へそ灸」や「ぬか袋」など電子レンジで温めるものを使うのもいいでしょう。
お灸をするポイントは?
首 首を前に曲げたときに一番飛び出ている首の骨の下の凹んだところ
手 首 お医者さん看護師さんが脈をとる、手首の親指側、手首のしわから指2本分のあたり
足 首 うちくるぶしの骨と踵を結んだ線上、うちくるぶしから親指1本分あたり
おなか おへその周り上下左右に指4本分のあたり
また、4つのクビを温めることは冷え性の改善にも効果があります。
この冬は、4つのクビを温めて風邪知らずで乗り越えましょう。