みなさん、こんにちは。キラキラご訪問、ありがとうございます。

 

小学校で特別支援学級の担任をしています。 

また、特別支援教育コーディネーターも兼務しています。

わが家には息子が2人。兄は知的な遅れを伴う自閉症です。

 

障がいがあるお子さんや、その親御さんの気持ちに寄り添って支援していきたいな ─── と思っています。

 

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【いよいよ今週から、学習発表会の練習が佳境に入って来ました。】

新今宮君は、じっとしているのが苦手です。今日も自分の立ち位置から離れ、フラ~っとどこかへ行こうとして、かなり厳しく注意されました。

わたし 「新今宮君のパートは何ですか?」

A先生 「みんなと一緒に歌を歌います。まちがってもめだたないし…。」

わたし 「自分の出番は?」

A先生 「6回ぐらいはありますよ。ソロのパートはないですが。」

わたし 「待ち時間がたいくつで、フラ~となるんだと思います。何か他に、できそうなパートはありませんか?」

A先生 「もしセリフをまちがえたり、忘れて何も言えなくなったりしたら、どうします。新今宮君のせいで台無しになりますよ。そうなったら、あの子が可哀そうでしょう。」

わたし 「新今宮君が発表で、興味をもったものは、ないですか?」

A先生 「ウッドブロックをしきりに、たたきたがっていましたが。」

わたし 「彼のリズム感は?」

A先生 「いい方だと思います。」

わたし 「それだ。」

 

 

 

新今宮君「うん。する、する!」

A先生  「ウッドブロックをしたい人(手を挙げるマネ)」

数人の子「はい。ハイ。ハイ。…」

A先生  「ジャンケンしてね。」

わたし  (祈るような気持ち)

新今宮君は、最初からウッドブロックに興味をもっていたので、たたくタイミングをよく覚えていて、(これなら、いけるカモ)と、感じました。

 

 


普通学級担任も、「多動を注意することで、じっとさせる」はムリと、分かっていました。

しかし、心のどこかで

「障がいがあるんでしょ。多動でフラフラしても仕方ないでしょ。それが、特性なんだから。」

と、あきらめてしまっているところもあったんじゃないかな。あきらめるのは楽だから…。

言い訳もできます。「あんまり無理をさせて、楽しくなくなってもいけませんから。」…と。

残念ながら、こんなことが、どこの学校でもよくあることではないかと想像しています。

 

さて、ここからが、私たち「特別支援教育従事者」の腕の見せ所だと思っています。ウインク

 

「どうしたらじっとできるのか。」を考える時に、

「どんな時はじっとしているのか。」を思い出します。

「じっとしている時は、何かに集中している時」だと分かります。

では、「集中したくなるものは何か」を考えれば、ヒントはいくつか思い当たります。

今回はウッドブロックでした。

新今宮君の出番がない時も、どこにいるか分からないぐらい目立たなくなりました。

 

このように考え、実現可能な支援をひねり出し、実践の現場で実施することこそ、

「本当の適切な支援」だと思うのです。(簡単に適切、適切と言いますが…。ニヤニヤ

 

10年以上も前、自分の子の出番に、ひやひやしたことを思い出しました。滝汗

こんな思いを親御さんにさせたくないなぁ…。

「大丈夫ですよ。安心してみていてください。楽しんで帰ってくださいね。」

そう言える学習発表会をめざして頑張ります。ニコニコ

 

今日も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。