ブログを書くのは本当に久しぶりになります。
こうして久しぶりに書こうと思ったのは、父との残された時間をキロクしておきたいと思ったから。

小細胞肺癌のステージⅣ。
昨日お医者様から確定診断を受けた。
家族みんなびっくりはしなかった。父は50年間毎日タバコを20本ずつ吸っていたし、いずれは……っという予想がどこかにあった。

7月2日。
健康診断を受けた医者から自宅に電話があった。
レントゲンの結果
「右肺の半分が真っ白です」と。
すぐに大きな病院へ行って下さいとのことだった。

7月4日。
紹介状を持って近所の総合病院へ行く。
だが、ここでは無理だと県下でも有名なT病院を紹介される。

7月8日。
T病院受診。
レントゲンとCTを元に下されたのは癌の疑い。
すぐに入院して検査しながら治療方法を決めましょうとのこと。
しかし、大きな問題が一つ。
このT病院はとても有名でいいお医者さんがいると好評だけど、実家からは遠いショボーン
うちは7年前に母が脳梗塞を発症していて、以来母も体調は万全ではない。
加えて私も免許を持っていない(これの言い訳については後述しますチーン)
なので治療が長引くならできるだけ自宅から近い病院でと希望した。
T病院のお医者は快く了承してくれたが、父にとってはどうやらこの病院にしておいた方がよかったようでショボーン
早急に家から15分のところにある病院に連絡を取ってもらってその日は帰宅。

7月11日。
看病のことも考えて私達家族で(もちろん父も)話し合って決めたY病院。
後から、外来は週一回しかなく、また検査する機材が全く揃ってないことを知る。
初診の後、PET検診は他のN病院で受けてくるよう言われた。
その結果待ちに1週間。
さらに内視鏡はこの病院で出来たけど、やはりその結果待ちにさらに1週間。

7月2日までは普通に警備員として外で働いていた父は日に日に食べられなくなり、歩くのもやっと、更には声まで出なくなり始めた。
そのスピードは、I先生もびっくりするほどだ。
今日外来で訪れると
「どうしたん?!ずいぶん弱っちゃって」っと言われた。

Y病院のI先生はとても気さくで家族も話しやすい。いい先生だ。
だから病院のせいにするつもりは全くなく、私達の選択の問題。

たらればの話だが、N病院を選んでいたら、ここまで症状は進まなかったのかな。

少しの後悔が過ぎる。