代表ブログ ー中高一貫校の特色と受験についてー | スタッフブログ

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みのる塾の教育活動についてお知らせします。

 みのる塾を経営する以前から私たち夫婦は自分の子どもたちを育てるに当たり、「中高一貫校」に着目していました。


 理由は、高校の先にある「大学受験」で早い時期に優位性を確保するためでした。


 長女の場合、西諫早小学校の5年生になったころ、西諫早中学校が荒れていて娘が西中に入りたくないと言ったことに始まりましたる


 どこに行きたいか聞くと長崎市内の「女子校」に行きたいと申しました。


 中高一貫校で女子の言えば、活水が純心です。


 しかし、大学まで視野に入れると「活水大学」より「上智大学」ということになります。


 そういうことから「純心学園」に的を絞って娘が小6になった時点で校長先生に面談していただきました。


 校長先生の中高6カ年をずっと上位3番以内にいれば、「上智大学」に行けるという激励があって、そこから塾通いなどの相乗効果で無事純心に進むことが出来ました。


 また、長男の場合は4年早い長女の先例と当時勤めていた長崎日大の保護者のアドバイスが有効に作用したと思っています。


 長崎日大のその保護者の方はご自分の長男を青雲中学から高校、そして長崎大学医学部に合格させた実績のある方でした。


 その方のご自宅にお寄りしたある時(息子は小1だったと思いますが)、息子に「長崎県で一番優秀な学校はどこか知っているかなあ」と尋ねられたことがありました。


 勿論知るよしもありません。「どこですか?」と聞いた息子に、


 その方は「セイウンだよ」と答えられたのでした。


 その日以来息子の頭脳に「セイウン」が刻み込まれ、クラスの仲間にも「青雲中」を目指す子がいて急速に学力が伸びていったと記憶しています。


 諫早にいても合格はできたと思いますが、娘が純心に進学していたこともあって、息子が小学4年生
の段階で長崎市内に一家転住しました。


 狙いは、青雲中でもトップクラスに躍り出て、出来れば東大に入って欲しかったからです。


 高尾小学校に転校して本格的な塾通いが始まりました。最初は市内の優秀な子どもについていけませんでしたが、慣れるに従って徐々に実力がついてきて見事青雲中に合格しました。


 そして、6カ年一貫教育で青雲中でも、青雲高でもトップ30ぐらいにいたため、どうにか東京大学の文科一類に現役で合格することができました。


 私の中高一貫教育への関わりは、長女と長男だけではありません。


 前職の長崎日本大学学園に在職しているときに「長崎日本大学中学校」の設立に携わりました。


 平成2年4月から「長崎日大中」の設立準備委員となり、翌年は入試担当委員長と学年主任を兼ねて、平成8年3月まで第1期生と第4期生の卒業まで2周り担当したのでした。


 勿論、その間学習指導、生活指導、クラブ活動の指導に精を出したのはいうまでもありません。


 そういう公私にわたる「中高一貫教育」への関わりの中で、特色は勿論のこと、長所・短所も良く分かっているつもりです。


 中高一貫教育の特色は何でしょうか?


 1 6カ年一貫教育ですから、それを最大限に利用したカリキュラムに特色があります。5年目で高   校までの課程を終わります。最後の1年間は大学受験対策に専念できます。

 2 国語、数学、英語は普通の公立中学校の1.5倍から2倍ぐらいの週当たり時間数が確保できま   すので、余裕をもって学習することが出来ます。

 3 学業やスポ-ツにしても、途切れることなく続けることで高いパ-フォマンスが期待できます。

 4 友人や先生が固定されることによって信頼感や絆が強固になるため、生涯の恩師や友人が出来ま   す。

 5 学校が大学とどういう連携があるかを知っておくと「大学受験対策」も可能となります。

 6 目的を持って入学する子弟が多く、保護者の意識も高い人が多いため、教育効果が高いと思いま   す。

  
 公立の中高一貫校は前述の私立中高一貫校への対策として近年脚光を浴びています。特に、この諫早地区は今年初めて第一期生の入学試験が行われたため注目されました。


 私立中高一貫校と公立中高一貫校では、どんなちがいがあるでしょうか?


 入学後の仕組みは私立も公立も大きな差はありません。


 問題は「合格者の選抜」の仕方に大きな違いが見受けられますので、その違いを知った上で受験することになります。


 長崎県内の公立中高一貫校は、ご承知の通り、長崎東高校・佐世保北高校・諫早高校のこの3校が付属中を併設しました。


 入学試験では学力で文句なく合格するのは上位層の約1割と言われています。


 その1割に満たない受験生は、面接、作文、適性検査などで評価されてボ-ダ-から上のものがふるいにかけられます。


 甲乙付けがたいときは抽選もあるかもしれません。


 今回私たちの「みのる塾」は私立は青雲中(2)、南山中(1)、海星中(1)、活水中(1)、
純心中(1)、長崎日大中(11)、合計17名受験して全員合格でした。


 しかし、公立中の場合は長崎東中に1名、諫早高校付属中に5名が合格するに止まりました。受験倍率は3.8倍でしたので最小限の不合格者でした。


 このように公立の附属中学校に合格するためには絶対合格できる上位層1割を目指して指導する必要があります。


 もっと言えば「青雲中」に楽々合格できる学力を身につければ公立附属中学校も上位1割に入れて、公立も楽勝で合格できると言えます。


 その目安は、今回5校の私立・公立を受験して見事全部合格したH君のように小学3、4年生から準備することに尽きるでしょう!


 賢い保護者の皆様のお問い合わせをお待ちいたしております!