一条さゆりの真実 | 山鶉の巣

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男人禁制
赤い腰巻?とでっけーロウソク持っているのが一条さん多分。美人。

大人の世界ついでに ここ数年大阪で性病患者が増加しているの気をつけてね
ゲイの間で謎の奇病-次々に死に至る
のちにエイズという名前がついた流れを私らはみてきてるのでどんだけ重大な問題だったか
少しはびびってほしいものです。



一条さゆりさんの記憶といえば

その①
子供の頃
漫画家一条ゆかりさんが「一条さゆりさんというストリッパーがいたのでよく間違えられましたが
そのままの名前で続けていたらあちらが引退してくれました(笑 」
そういう人がいたんだなぁと笑った記憶があります。

その②
佐木隆三さんの本を読んでいたら猥褻の罪で逮捕されたことが出ていた

その③
新聞に 働いていた居酒屋でつきあってた男にガソリンかけられて放火され
瀕死の火傷を負った事件が掲載されていてご存命で関西にいることを知った

その④
新聞で訃報を知った

以上。



ほとんど新聞で見て関西にいるんだ- 釜ヶ崎か- 亡くなったんだ- と知った程度の感覚でした。
ロマンポルノ「一条さゆり・濡れた欲情」が放送されていて
一応どんな方なのかと思ってみたのですが‥

・・・・・・えーと。この人?あーなるほど。昔の。悪くエロい人ですね。 
ねっとりと気持ち悪いタイプです(個人的な感想です
主演は伊佐山ひろ子さんでこの方が一条さんを演じていたようです。
一条さんは脇で出てきてショーのシーンで出演してました。

この時代の映画の観客突き放し感は好きです。
私はストリップといえば私はすぐデペッシュを思い出すのですが(笑
なんか「小屋」というのがうかび。安いイメージ。なぜ小屋。ますます狭くていかがわしい。

二代目一条さんが現在のストリップと昔の違いについて
昔は自分を表現する・自分をみてくれ部分が強かったのに
今のコはストリッパーという役を演じているのよ 的なことをおっしゃってたので
これは多分他のパフォーマンスにも近い気がします。
60年代から70年代のドロドロした文化も興味があり
土方さん達が自分らの舞台のための資金稼ぎに出演してたストリップショーみたかったなぁ^^
この世界とダンスは近い場所にあると気づき
一条さゆりさんに行き着きましたが。

一条さんはかなりやらかすストリッパーだった模様  (完全に自分の感覚で進んでますのでヨロシク
でもいろんな仕掛けでお客さんを楽しませていたそうです。
このような世界では「ウケ狙い」は昔から色々と考えられていたらしく。
あくまでも視覚に訴えるためのウケ狙いですので嘘ですがいろいろと誤解する男も多かった模様
まぁその話はいいか^^


子供の頃はここそこに裸のおねぃさんのポルノ映画ポスターをみかけたものです。
今じゃ考えられませんがオトナの世界はそんなもんと思っていました。
それでも80年代に梅田ローズ近くを通りかかり
ゲイポルノのポスターを見かけた時はかなりカルチャーショックがあった‥
いや女性は見慣れてたけど男性となると 引くねー
当時はメイプルソープの男性ヌードポスカなどがロフトでも沢山並んでいたのですが
それでもひいたね~見ちゃいけない感強く。=桂木の褌
ちゃんとゲイの欲情をそそる?生々しいポスターだったということですね。
外国の裏映像界ならゲイ用でも「ゲイラキュラ」とか映画をもじったAVが色々とあるのよ^^
タイトルだけでもウケようとしているのが良い。
内容は知りませんがこの場合多分黒マント羽織ってやってるだけでしょ(笑
日本のはヘンタイとして各国で有名らしい‥なにそれ
18禁アニメかな実写かなでもとにかく有名らしいので世界中の男たちがヘンタイですね((笑




・・・話戻します

本はとても面白かったです。
亡くなる前に親交のあった筆者が事細かにどんな話をしたか書き綴ってあり
一条さんがどんな人だったかひりひりと感じられる著書になっています。
書いた方が一条さんを大好きだったそうでひいき目に書かれているのですが
それでも一条さんがビッチだということはよくわかります。。。ぼろぼろ。

冗談みたいですが物語として読む時に『有名なストリッパーがこうだったらいいのに』と思うそのまんまなのです。
映画化されていないのが不思議なくらいです。
まぁ現在の日本では関係者もいて無理でしょうがそも体現できる女優さんがいないかも

子供時代の経験のせいだけとは言い切れない(そもそれも本当かわからない)
可愛くやさしく乱暴で虚言癖のある女
多分どこにいてもやがてそこから飛び出して行ってしまう
静かな生活はできないタイプだったと思うのですが
関わった人々に自分がなんとかできなかったのかと思わせる女性。
その舞台も知らないし私は女なので単純に自分の周囲にいた女性を当てはめ
絶対関わりたくない女だなーと。刹那的もすぎる。そりゃ燃やされるやろと。


つきあってた男にガソリンかけて火をつけられたというのは微妙に誤報でした。
その男性は一条さんにガソリン(灯油?)かけたけど火はつけることができなかったみたい。
言い合いになって一条さん本人がつけたという人とお店で使ってた火が引火したかどちらかで
(お店で使ってた火元に自分で近づいたみたい)
一条さん自身が自分を傷つけて他人の気を引きたい人ですし
後先考えず行動する性格だったので そういうきっかけがあればこの結果という
逆にこの性格でこの年齢まで生きてこられたのが不思議な気もします。


話すことはすさまじい嘘だらけで 
その嘘がとても上手に現実とシンクロしていてしかも完全に現実とは真逆の嘘だという
これを同情してくれる人々に訥々と語り続けていたのだから
取材で真実に気づいた筆者の心情をお察しします。
筆者は優しいのでつらい現実を癒すための妄想として受け取ってくれていますが
いや こういう人はかなり魅力的なんですよね
正直と同じくらい嘘つきは魅力です。



しかし本が高くて。^^みつけた時は中古本で5000円近かったものだから値段下がるのを1年以上待ちました。
凄く人間を感じられるいい本です。