大変ご無沙汰していました。コロナ禍の間に色々ありまして前回の投稿からもう4年も経ってしまっていました。
15周年の時に田坂えりさんに絵を描いていただいたんですけど、今春すでに19周年を過ぎ現在20年目を爆走中です!
病院の方と話していて驚かれたのが、『え?ふるかわ医院さんて外来やってるんですか?』てこと。
まあ、元々在宅専門で1日中車で走り回っていますからそう思われていても当然なんですが、実は平日は毎朝外来診療も行っています。
今日はそのついでに少し自分語りでもしようかな?と思います。
医者になろうとちゃんと思ったのは高校2年の頃だったと思うんですけど、実は祖父が戦後からずっと箕面市桜井で内科診療所を開業していまして「古河医院」と言いました。
ぼくはその診療所の隣で生まれ育ち、幼い頃から縁側つたいに診察室に行って注射器とか聴診器とかを触ったり診察台に座ったりしていましたね。なので、なんとなく「医者になるなら開業医」っていうのが目標というか、はじめから決まってたようなところがあります。
なので、医者になる前からすでに開業医志向でしたから、大学の時にどの診療科に目指すかあまりちゃんと考えていなかったのかもしれません。これまた箕面市箕面で叔父が「古河クリニック」という眼科診療所を開院していましたから、叔父の紹介で国立大阪病院(現、大阪医療センター)の先生を紹介してもらいました。たしか循環器科と聞いていたので、卒業後そのまま国立大阪で研修医生活を送ることにしたわけですが、蓋を開けてみたら全然循環器内科ではなかったんです(笑)。
当時は、大阪大学の医局はまだNo.内科の時代で、ぼくは阪大第一内科に入局したのですが、その中でさらに5つのグループに分かれており「脳循環・脈管グループ」というまあなかなかニッチなグループに入ってしまったわけです。
さて、その「脳循環・脈管グループ」とはなんぞや?ということなんですが、わかりやすくいえば『手術はしない脳神経外科』のようなもんですね。脳梗塞、脳出血のような脳の血管に起こる病気を主に扱っていて、それに動脈硬化とか足の血管(動脈、静脈)の病気なんかも扱うという感じですね。ちなみに今は「神経内科」に吸収されていますが、、
というわけで、医者になってから開業するまでの10年間は脳卒中を中心に動脈硬化の原因になる高血圧、糖尿病、脂質異常症(昔は高脂血症と言いましたね)の臨床を学んできたわけです。
そんなわけで、今でも脳卒中の後遺症、たとえば半身麻痺とか呂律困難とか高次脳機能障害なんかが一番の得意分野で、それにてんかんのコントロールなんかも守備範囲ですね。それにさらにいわゆる生活習慣病の管理ができるわけです。そのついでと言ってはなんですが、一応神経疾患全般も診察することができます。
ふるかわ医院の外来では今お話しした疾患を中心に診療しています。脳卒中になってしまった方、もしくはこれから脳卒中とか虚血性心疾患(心筋梗塞とか狭心症とか)になりたくないなっていう方はぜひどしどし診察にお越しください!
今日はこの辺で
ではまた