8・6ヒロシマ | ミノフジカ陶芸教室「陶芸日和と教室日記」

ミノフジカ陶芸教室「陶芸日和と教室日記」

藤川稔・・・広島で陶芸作家として立体陶芸を制作し、ミノフジカ陶芸教室【工房教室】・ミノフジカ陶芸教室【出張陶芸教室】を主催しています。

ブログを更新できない状況が続いておりますが。。


・・・今日8月6日は、広島にとっては「特別な一日」ですので、発信します。。


「今年も8時15分。。平和式典に参列してきました。」


大阪から広島に戻りこの10年、毎年式典に参列していますが、、

今年の8月6日は、初めての曇り空。。

【毎年、『カンカン照りの夏空と、大量のセミの鳴き声』・・・「1945年の8月6日もとても暑い朝、セミの鳴き声が聞えていたのだろう」と、タイムスリップしたような気持ちで祈りを奉げてきましたが、、】


今年は、蒸し暑く、曇り空の中、平和式典はおこなわれました。


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被爆から66年目の8月6日。。


今年は、3・11東北災害や、福島原発の出来事があり、、例年とは少し違う意味合いをもつ8月6日になっているように思いますが、、


広島出身の者としては、3・11フクシマの事故が起こる前から、、

「毎年、8月6日は特別な一日。。」


僕自身、平和教育を幼少から受け、被爆の象徴である原爆ドームが繁華街の中にある、「平和や核の事を考える事は、いたって普通の事柄。。」


しかし、、3・11フクシマの事故を受け、「脱原発依存」のスピーチを、8月6日のヒロシマで高らかに宣言する首相に、、とても違和感を感じ。。。原爆慰霊の意を全く感じる事ができず、、「いったい何をしに8月6日ヒロシマに来たのかまったく分からない、平和式典にはふさわしくない首相演説を聞き、、」

今日の曇り空のように、核廃絶の光が全くみえず。。


『ヒロシマ、ナガサキの原子力の恐ろしさをわかりながら。。原発は安全と唱っていたのは国の政策。。』



・・・近年、、修学旅行に広島へ平和学習で来られる中高生の生徒さんが減っていると耳にします・・

そんな中。。「原爆ドームの前で「ハイ、ピースV」と写真を撮っている学生を目にする事が多々あります。。


『・・ここはピースしながら集合写真を撮る場所ではない。。』


「8・6の惨劇をわかった上で、平和公園に足を踏み入れてほしい。。」と一広島の人間としては思いますが、、

多県では、事前の教育をする教師もいないのでしょう。。


国の首相も、教育現場の文科省も、勉強不足と関心のなさ。。


「広島、長崎以外の方から見ると、、『僕たちが当たり前に思う気持ち』が、、逆に・・・

【過剰な感情】に映るような流れになっているように思えます。。」



「広島、長崎の人間があたりまえに思っている感情を、、国や他県の方にもあたりまえと思ってもらえるように。。」

今年の8月6日は、、鎮魂の祈りを奉げる想いと供に、『情けない感傷』をいだいた、心沈む8・6になりました。。



フクシマの惨劇を。。ヒロシマは66年も前に受け、、ここまで復興しています。。

若い方にも、もっと8・6を伝えて、自分自身で原子力の善し悪しを考える事柄にしていただきたい。。