自我 Das Ich その11

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自我には意識的な「自我」と無意識的な「自我」があることを考察しました。

シュタイナーの説いた理論(それはアントロポゾフィー、人智学と呼ばれています)では、

人間の現代の目的は、離れ離れになってしまったこの二つの自我をもう一度意識的に統合することです。

無意識的な「自我」を意識化すると言い換えてもいいかもしれません。

ただそのことはシュタイナーに限らず一部の心理学者や哲学者や科学者も提唱していることです。

無意識の自我を意識化すること、しかしそれを無理な形、不自由な形でするのではなく、

自分の意志で、意識の自我がコントロールできる形で行います。

そのためには、芸術活動が有効な手立てです。

芸術活動をすることで、今まで気づかなかった自分を発見することが多いからです。

しかも芸術活動ですから、強制ではありません。

もしいやだと感じたらいつでも中断できます。

芸術活動以外では、シュタイナー著「いかにして超感覚的(より高次の)世界の認識を獲得するか」に

描かれているような、行(トレーニング)をすることでも無意識の自我に気づくことができます。

 

無意識の自我を意識化することで、自分が広がり深まります。

また他の存在(自分以外の人、生物、物)とのつながり感が深まります。