【義母の信仰】と干渉という名の“親切心” | 青い芝生だった私達

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理想の結婚をしたつもりだった。でも蓋を開ければ全部違った。
信じていた人に裏切られることがこんなにも苦しいことを知りました。
幸せな結婚をした後に起こったこと、毒親のこと書いていきたいと思います。


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※今書いてる話は
【私の妹】美紀の話です。


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お宮参りの数日後。
昼下がりの柔らかな光が、
リビングに差し込んでいた。

ひかりは午前中ぐずっていたせいか、
ようやく静かに眠っている。



私はテレビを見ながら、健人が昨夜買ってきてくれた小さなケーキをつついていた。
そこに、スマホが鳴った。


義母からのLINEだ。






義母
「お宮参りの写真、アルバムにして渡すから、全部送ってちょうだい!」



「それと赤ちゃん、ちゃんと寝てる? 
あなた、お宮参りの時、
クマひどかったわよ?あくびもしてたし。」



「赤ちゃんが寝ないのは
あなたの考え方に問題があるはずよ。
妊娠中に送った本、きちんと読んでる?
母親の教えが書かれているのよ。

また新しいものを送っておいたから、きちんと読んで、教えを学びなさい。」






……まただ

思わず口に出た。



実はこの数日、
義母からのメッセージはほぼ毎日届いていた。



「赤ちゃんが泣くのは、
あなたが教えを知らないからよ」



「毎日ちゃんと外気浴してる?
日に当てないと発育に影響するわよ」


「食べ物を気をつけないと、
赤ちゃんが発達障害になるわよ?
全ては教えに書いてあるわ!」



義母の信仰している育児本の一節を切り取ったその“アドバイス”は、親切心に包まれていた。


けれど、その裏にある
「あなたのやり方は間違ってる」
という空気を、私は痛いほど感じていた。




直接来るよりマシだけど……。
地味に、じわじわ心に迫るものがあった。




その夜、
私は健人にそのLINEを見せた。


健人はしばらく画面をじっと見つめて、
眉間に皺を寄せた。



「……これは、ちょっと、、、な」



「俺からも言ってみるよ。やんわりと」



「……ありがと。
でも、強く言わなくていいよ。
火に油、注ぎそうだし、、、」







新米ママの不安の隙間に、
染み込むように忍び寄る義母の“干渉”。




親切の皮をかぶったその言葉たちが、
どれほど産後の心に重いか──。


それに気づいてくれる日は来るのだろうか。