放射性物質で汚染された可燃性廃棄物の減容化施設を都路、川内にまたがる東電施設に建設する計画があるようです。
私は8年間、農業を営んでいます。
とは言いましても原子力発電所の事故に伴い、一昨年は郡山に避難し農業から離れざるを得なくなり苦渋を味わわされました。
昨年は農地を除染をして不安な思いもありましたが、復興の先頭に立つつもりで農業を再開致しました。
今年は稲作の栽培も再開し、原子力発電所事故前の生活に戻りつつあると思っていたところに、放射性物質の減容化施設が都路にできるとのことを耳にして驚かされました。
私の住む都路町は原発から20km圏内の立ち入りは出来ますが宿泊が出来ない計画的避難区域と、私の住む20km~30kmの今は自由に宿泊でき普通に生活できる緊急時避難準備区域の2種類に分けられます。
やっと除染も進み、帰町を促す準備も進んでいると思っていたのですが、逆に福島県内全域から放射性物質の可燃性廃棄物を燃やすという事で、帰町をためらう方も出てくるでしょう。
減容化施設が安全とは言っても、バグフィルターは目詰まりを利用して濾過する方式で新しい物では濾過できる割合が低下したり、粉塵に付着した放射性物質の除去のみで気体は濾過できないなど様々な問題点があると危険視されています。
原発安全神話が崩壊し、さらには世界の科学が集結して作られた機材の故障や汚染水タンクの漏えい。
水すらも漏らしてしまうのに、放射性物質を空気中に排出するこのような施設が安全な訳がありません。
鮫川村に作られた焼却炉も安全だと言われながら焼却開始からたったの9日で爆発事故を起こしました。
誰かがやらなければ解決しない、という考えもあるかとは思いますが、これは私たちが出したゴミでしょうか?
東電が出したゴミを、なぜ私達のふるさとに集めなければならないのでしょうか?
せっかく除染し線量が低くなったにも関わらず、新たな放射性物質を増やすつもりなのでしょうか?
放射性物質に怯えて暮らす生活はもううんざりです。
後世に安全で豊かな環境を残すためにも・・・。
これ以上、私達をいじめないで欲しいです![]()










