PICO → PIGG INSTALLATION - 003
うちのアメーバ・ピコ の部屋 限定だった [ インスタレーション ] を ピグ 部屋2 で新生。
第3回目のコンセプトは、 [ WHITE SHADING ( 白の濃度 ) 003 ] です。
単なる [ 白 ] の、異なる [ 濃度 ] による 多彩/多重な表情/表現から、
サイレントで アクティブな、奥深い 本質的な豊かさを 空間化しています。
個レベル あるいは 個と個との関わりレベルにおいて、
意味希薄な機能としての既成概念 や 安易な感情から生まれる表層的な装飾といった
[ 実体としての虚無 ] に覆いつくされた感性や環境が、
正当化され、多様化・複雑化すればするほど、
それらから解放され、自分に素直な気持ちを取りもどすために必要な [ 純粋観 ] です。
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ふり返れば、装飾華美なクラシック・スタイルが世の常とされていると、
装飾を もううんざり とした、シンプル理想のモダニズム運動が起こり、
かと思えば、それを退屈だとする ポスト-モダニズム時代が到来する ・ ・ ・ ・ ・
このように歴史が繰り返される中で、
かつて 各分野の知的エリートたちの放った言葉とは ・ ・ ・ ・ ・
□ ミース・ファン・デル・ローエ (建築家) ・ ・ ・ ・ ・ Less is more ( より少ないことは より豊かなことだ )
□ アドルフ・ロース (建築家) ・ ・ ・ ・ ・ Ornament is sin ( 装飾は罪である )
□ ゲーテ (哲学者他) ・ ・ ・ ・ ・ 才能は静けさの中で創られ ・ ・ ・ ・ ・
□ 千利休 (茶人) ・ ・ ・ ・ ・ いま少し かくあれかし ( 究極の侘び )
なぜ これらが いまもなお 多く強く語り続けられるのか ・ ・ ・ ・ ・
安易・気ままな時代の流れに 決してぶれることのない、
虚栄に満ち、大衆感覚に甘んじた心の隙にささる [ 本質 ] だからです 。 。 。 。 。
本質を見極められるよう ひとが1-ステージ上を志す時、避けて通れない思考かと思います。
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( 過去の PICO INSTALLATION については [ minimax.pd-sr information ] を参照ください )

