みなさん、加藤ゑみ子さんの本をご存知だろうか。
 
お嬢様言葉やマナーに関する著作を多く発表し、
エレガンス・ブームを巻き起こした。
最初に彼女の本を読んだとき、
私は確かまだ小学生だった気がする。
衝撃だった。
エレガンスについて学ばなければ…と
深く感銘を受けた。
 
(そのあとしばらく、
日記をお嬢様言葉でつけていた。
他に使う場所がなくて…)
 
そんな私が、今日読んだのはこの本。
 
 
「少ない予算で、毎日、心地よく美しく暮らす36の知恵」 
加藤ゑみ子著
 
久々に読んだ彼女の本、
やはり背筋が伸びるような、
私もこんな風になりたいな、と思わされる。
 
特にふむふむと読んだのは、
住む家と着るもののテイストは合っているか
という部分。
 
スタイルというものは、
その人のすべてに共通するものだから
本当に自分のスタイルを確立した人は
衣食住、すべてにその人のテイストが出てくる。
 
住む家と着るもののテイストがちぐはぐだったら、
それはまだ自分のスタイルを確立できていない
ということ。
 
そういえば、私のインテリアの趣味、
洋服の趣味は、
ここ2年の間に大きく変化した。
 
以前から比べると
私のインテリア、着るものは
どんどんシンプルになっていっている気がする。
 
こうしてミニマリズムに目覚める布石だったのかも…
 
そして、心地よくくつろげるということ。
 
ゆったりした服、
着心地のよい服、
自分が自然体でいられる服を
好んで着るようになった。
 
年齢を重ねると共に
やっぱり人は、そういう心地よさを
求めるようになっていくものなんだろうか。
 
最近特に
柔らかい服を、
人を安心させるような服を
選ぶようになってきた自分に気づく。
 
 
インテリアも、そう。
 
今の私にとって最重要項目は
訪れる人みんなが
リラックスできるということ。

 

白、こげ茶、グレーでまとめたリビングを

そんな空間にできるように

育てているところ。

 

窓から見える緑の庭もね。

 

 

2年前に、人生の転機ともいえる出来事が起きて

それから私は大きく変わったと思う。

それはひどくつらい出来事だったのだけど、

こうして自分のスタイルに目覚める

きっかけになったのも確か。

 

人生の優先順位がついてくる、

そのきっかけとなったというか。

 

 

ミニマリズムは、

ゴールではないのだと思う。

 

ミニマリズムを極めた先に、

その人それぞれのスタイルが現れる。

 

最後に残るのは何なのか

その人が一番大切にしたいものは何なのか

 

人によっては、

それは 自由 かもしれない。

 

やすらぎ

清らかさ

新鮮さ

ゆとり

趣味

仕事

・・・

 

 

ミニマリストのお部屋写真を見ると

同じミニマリストでもこんなに違うんだ!

と驚かされる。

 

私も、

ミニマリズムを学びながら

そして実践しながら

自分にとって大切なものを

みつけて

みつめていきたいと思う。