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今日は、売れる商品名の付け方、
決め方についてお話をしたいと思います。
ブログを見てくれている方は、
ご存知かもしれませんが
私は某化粧品会社の商品開発部
で、働いていました。
10年以上働いてきたので、
一番苦労する業務のうちのひとつが
商品名をつけること。
これ、本当に苦しかったですね。
会社員時代の名前の付け方(7つの会議)
自分の子供の毎回
名前を付けるようなもので、
色々と思いを込めて
名前を付けられると思うんですが
そのままの気持ちはとても分かります。
(私は子供がいませんけどね
)
商品の決め方というのはですね
やはり私は会社員として開発を
やらされている立場でしたので
会社としては、
売れる名前じゃないと
いけないわけです。
自分の子供のように
自分の思いやその子が
将来こんな子になって欲しい
みたいに
思いだけでは、
駄目っていうことです。
マーケティング的に
売れるためのネーミングというのを
毎回、求められておりました。
そして商品開発部は、
何度も同じプレゼンを
させられるわけですね。
最初、課長に提案をし、
課長の後に部長に提案をし、
部長に提案をしたら
部門長に提案をしてですね、
最後に、社長に根回しをしてから
商品開発会議にかけるんですけれども
商品開発会議をかけた後にですね
最後の最後に
経営会議っていうのにかけるわけです。
今言っただけど
7つの会議を
通していかなければならないんですよ。![]()
私の場合はの海外事業部もにおりましたので
これを日本語から英語に直して
外国人の従業員に、
わかりやすく説明しなきゃいけないわけです。
商品化が決まるまでに
10回ぐらいプレゼンをして
商品が決まったら決まったで
プレス発表とか、対外的に
社内的に決まった情報説明をする
販売会議とかですね、
こういう商品が来年出ますので
よろしくお願いしますという
プレゼンをするわけです。
そのたびに
この名前でいいのか
そんな名前でわかりやすいんか?
みたいなことを、
いろんな外野が言ってきてですね
もみくちゃにされて
最終的には、めちゃくちゃシンプルな
名前に落ち着くというのが
大体のパターンでございます。
ネーミングのコツ5点
ここまで、私の苦労話になってしましたが
売れるためのネーミングの付け方の
コツは5つあります。
1、商品の特徴がわかりやすい
2、覚えやすくて印象に残る
3、語感がよく口ずさみやすい
4、インパクトやオリジナリティーがある
5、ストーリー性が感じられる
1、商品の特徴がわかりやすい
これね〜そうですよね。
ほんとその通りです。
名前で売るって言うところもありますしね。
ひとつ私が言うと、
化粧品の例えなってしまうので
分かりにくかったら恐縮なんですが、
満を持して発売した
「ザ・クリーム」という商品があって
ザ・クリームと言うと
「ザ」のついた時点で、
クリームの最高峰みたいな
イメージがあるんじゃないかと
思って、最終的に命名しました。
しかし、
最終的に売れたのは、
リフティングクリームとか
リンクルクリームでした。![]()
リフティングって言うとたるみを
キュッと引き上げて、
たるみの影がなくなって
シュッと肌が引き締まった
かのような肌になる、
そんな印象の名前ですね。
もしくはリンクルというと、
目尻の小じわが気になってる方が
シワがピーンと伸びて
シワが気にならなくなるような
そんなクリーム。
やっぱり商品の特徴が分かる方が
断然に売れたんですよね。
高価格帯だと意外と商品の名前よりも
売ってる人が重要だったりするので
名前は何でも売れちゃうってこともあるんですが、
数多くの方に売っていこうと思ったら
商品の名前からこんな風にしてくれる、
明るい未来が予測できるネーミングの方が、
わかりやすくて売りよっていう特徴があります。
2、覚えやすくて印象に残る
LUNASOL(ルナソル)というブランドをご存知ですか?
ルナソルは、スキンケアよりも
メイクの方がイメージが強いと思うのですが、
インビゴレイティングクリームという名前の
商品を出しているんですね。
インビゴレイティングとは、活力がみなぎる
生き生きとしたという意味があります。
日本語の意味をそのまま英語に
してしまったんですが、
まず覚えにくいとですね、
最初に何が起こるかというと、
お客さんに行き着く前にですね
社内で揉めるのです。(苦笑)
美容部員さんに店頭に立って
売ってくださる方に、
まず覚えてもらえないと
お客さんに行き届かないという
課題がありましたね。
(当時を思い出すと、顔がニヤけてしまいます)
あなたの商品名は
覚えにくい名前になってませんか?
まあ、私のブランドネーム、
プレニチュードなんて
ちょっと覚えにくいかも
しれないんですけれども、
高額になるとそれは許されるって
勝手なルールでやっております。(苦笑)
覚えやすさは、一番ですね。
3、五感がよく口ずさみやすい
これも大事ですね。
英語で言うと◯◯◯◯、
4、5字くらいがいいと
言われてますよね。
例えば、ホテルの名前とか
「アマン」とか
今渋谷にある TRUNK (HOTEL)
「トランク」
言いやすいですよね。
雑誌の名前もそうですよね。
「ベリー」とか「ストーリー」とか
ここら辺は、とても言いやすいですよね。
大体3語から4語くらいの
名前が短くて覚えやすくて
語感が良いと言われています。
皆さんはどうでしょうか?
私のプレリュードは
今のところどこにも当てはまっていませんけれどね。
(苦笑)
4、インパクトやオリジナリティがある
これはちょっと
上級編になりますね。
例えば、コスメキッチンとか。
コスメとキッチンを組み合わせた
造語にはオリジナリティーがありますよね。
しかも、覚えやすい言葉を2つ組み合わせて
インパクトもある印象です。
造語によくありがちなパターンですね。
5、ストーリー性が感じられる
これですよ。
私が最も強調したいのは。
私の商品名(プレにチュード)の意味が気になる方は、
こちらのブログを読んでみてくださいね。
やはり、ストーリー性であり
それを名前に込めましたと言うと
「あーなるほどね」となるんですよね。
でもね、
すいません、
嫌われるのも重々承知の上で言いますが、![]()
よくありがちなのは、
英語で「輝く」とか
ハワイ語でこれ
「輝くとか光っていう意味なんですよ」
イタリア語で、これは「光」という意味なんです。
これ、よく聞くんですよね。
否定はしませんけれども、
あなたの人生ストーリーと光は
何か関係あるのだろうか・・・
という感じです。
それよりも、属人性のある
ストーリーに私はこだわります。
プロデューサーなので
あなたしか言えないストーリーを
言葉にすると何なのか?
ということを言えたら
ベストですよね。
光ってよく皆さん名前にも使うし、
未来とか光とか、
いいと思うんですけれども
でも、それって誰でも言えることで
あなたにしか言えないものは何ですか
ということがオリジナリティであり
インパクトのあるストーリー性になってくんですよね。
今日は、5つのコツを紹介しましたが、
みなさんの商品名はどうですか?
1、商品の特徴がわかりやすい
2、覚えやすくて印象に残る
3、語感がよく口ずさみやすい
4、インパクトやオリジナリティーがある
5、ストーリー性が感じられる
売れる名前には、理由があるということで
今回は、ネーミングのコツをお話ししました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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