面倒な家に来ちゃったバカなよめ

面倒な家に来ちゃったバカなよめ

2時間ドラマのような嫁話、ここらで人生、ウミ出してリフレッシュ

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9月だねー又今年も私は忘れられない。
あの子が無事生まれた、安心してお母さんが、逝ってしまう。だから私約束お産無事すんだの電話しない、いや身体が動かない。
だからお母さんは私を待っているはず。
夫が連絡していた、何もしらずに。
それを合図に父は救急車を呼んで、母を最期の入院に。 分かってる、分かってる。
1日1日最期の命削って、私の為に。
早く会いに行かなきゃ、でも身体が動かない

お母さんとこに、これるかな?
父からの電話
遅くなってごめんなさい、ごめんなさい
母の壮絶な全身全神経苦痛駆け巡る病床。
手を握って、激痛に母が悲鳴、ごめん
気力を振りしぽっての母との会話。
孫の誕生無事な成長を喜び
もう誰にも遠慮しないで自分らしく生きて!
母の枕元から離れない私に
母は間もなく深夜という時間に気がついて
早く婚家に帰さないと家に入れて貰えなくなる、と力をかき集め言い出した

私は弟に送られ帰る、分かってたもう母の時間が無いだろう事。でもこれまでの婚家数年を経て母の娘への愛、分かるから

着いたよ12時前に、お母さん。
明け方暗い内、父から電話
お母さんが、そろそろ。すぐ来れるかな?

やっと着いた病院の、いつもの駐車場。
父が、外で待っていた。
車のドアがやけに重かった何故そこに父が?
間に合わなかった、お母さんさっき逝ったよ
皆が帰ってから、もうこれでみんな安心だと
お母さん喜んでたよ、

父と私との約束だった。
母がもうこれでいいよとなったら、意識を失う薬を使おう、と。
極限まで耐えた母の心臓は持たなかったのだろう。

足元の砂利の感触冷え冷えとした空気、吠えるごときあらん限りの声をあげて泣いた。

今でも、あの日のあの駐車場に私は立てる。
お母さん 会いたいです。