ブログ友達の”とも”さんからお預かりしたトーレンス TD-124のメンテナンスも最終確認の段階まできました。

といってもシロート整備なので、完璧は期待できませんのでそのへんはご容赦願いたいと思います。

最初の動画はお預かりした時に少しクリーニングして立ち上がり状態を確認したものです。
モーターだけが原因とは思われませんが、少々欲求不満になってしまいますね。
そして、モーターからの音そして振動がターンテーブル全体に伝わっています。
(こういう振動はカートリッジは拾ってしまい、ブーンというハム音のようなノイズになって現れます)

TD124 メンテ前.MOV



そして、メンテを開始しました。
状態確認、脱脂。(無水アルコール、ベンジンを使用)

モーターマウントの交換を考えましたが、逆さまに使用することで新品同等(多分)の振動吸収特性があると思われましたし、実際にターンテーブル本体の振動を手では感じられなくなったので、あえて交換しませんでした。
 
オイルもainacocoさんがオークションに出品されているトーレンス用のもの、少し味付けして。

 
 
 
さて、最終確認をしてましょう。
 
こんな機材で行いました。
 
・アームはグレースのオイルダンプ(今は抜けております)アーム G-940
・カートリッジはシュアー V-15 TYPE3
・ターンテーブルベースは自分のTD0124を購入した時に付いてたもの(今は使ってません)
 
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フォノイコライザーはシュアーのM-64を直接 300Bシングルのメインアンプに接続しました
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スタイラスの確認をしてから・・・
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試聴レコードは最近 Izumiktaさんが紹介されていた
ノラ・ジョーンズの

For the Good Times

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このアルバム 録音もよくて楽しめますね。
カントリーファンでなくても好みかもしれません。

 

途中で電話が お墓の案内でした。

 
立ち上がりもいいと思います。
でも、私のTD-124もそうですが、最初はプラッターのシャフトのオイルも硬いので、しばらく温まるのを待ってください。
 
早く聴きたい時は回転数を78回転にして、回しておくと早くオイルが温まり定速になる時間が早くなります。
 
この辺はサーボモーターでないので、許してあげてください。
(メンテ人の限界でもあるんですが)
人間サーボで調整ですね。
 
一旦定速になれば聴感上回転数の変化は感じられません。
 
現在、1時間以上聴いております。
 
(ストロボをずーっとみていませんのであくまで聴感上です)
 
 

 
 


トーレンスのクイックスタート機能もしっかり働きますし、モーターのトルクが増えたせいか、インナープラッターの回転はさほど下がっていないようです。
でもベルトの伸びとか心配なので私は使っていません。




私にできるのはこの辺りが限界だと思いますので、これでメンテナンス終了ということにいたします。
 
もちろん、再度ベルトのクリーニング等実施しますね。
 
いい音楽がご夫婦で楽しんでいただけると嬉しいです。

それに単身赴任されるブログ友達にも聴いてほしいな。