東進ハイスクールの林修先生とは、私が長野校の局長を務めていた頃にご一緒に仕事をしていました。
当時、先生はまだ20代。話題が豊富で生徒たちからの人気も高く、林先生の特別講座はいつもすぐに満席になってしまうほどでした。

先生は「一度読んだり聞いたりしたことは忘れない」と言っており、学校の授業で学んだ内容はすべて頭に入ってしまうので、復習をしたことがなかったそうです。そのため成績は常にトップクラス。東京大学を受験したときも、合格を確信していたため、合格発表を見に行かなかったというエピソードもありました。

あれから30年が経ち、林先生は今や誰もが知る有名人となりました。そのご活躍を見るたびに、あの頃から感じていた先生の知性と人間的魅力が、今の成功を支えているのだと改めて実感しています。