久々の…当鐵道…車輌増備のお話しです…
この度…1輌…増備されたのは…
エンドウ製…EF15…貨物用の電機…
真鍮製ボディを纏った…この旧いカマ…
そこそこ良いお値段だったのですが…
軽度な損傷が見られる程度で…
修復は可能だな…と…判断し…
気になっていたので…
この際…と…導入を決めて…
手に入れたのは良いのですが…
▲当鐵道のエンドウ製…EF15…今後…三輌体制と…なりそうです…
手元に届いて…あ〜ぁ…
梱包はとても丁寧だったのですが…
車輌ケース内には…前後部に…
軽ぅ〜くウレタンが入れられたのみ…
その他には何も…緩衝材が…無かったので…
輸送中の振動と衝撃に…
車輌はケース内で暴れぶつかり…
動力台車のフレームが…
ちょうど先台車接続部分で割れ…
先台車はポロリ…と…外れており…
先台車の手摺も…グニャリっと…曲がり…
片側のパンタグラフは…
なんという事か…基部が破損…
修復は…不可能…もしくは困難な状態…
▲これが今回…導入された3輌目のEF15…あとは塗装のみという状態の…修復途中です…
元々…車体角部には小さな凹みが見られ…
本来…車体サイド部で固定されている…
窓&機械室通風口プラスティック部品は分離し…
動力ユニットと車体が…固定出来ていない…
そのような状態だった現状でしたけれど…
概ね良好な状態だったので…
修復すれば良し…と思っていたら…
まさかの輸送中の破損…かなりのダメージ…
一番…修復が厳しいのが…
動力台車…内部フレームの破損…
この部分はダイキャスト製なので…
再度…使用可能な…元の状態へと…
完全に修復する事は…不可能…
▲これが…この度交換した部品…破損しているパンタグラフと動力台車の内部フレーム…
仕方がないので…部品保管庫を漁り…
同じ内部フレーム部品を使用する…
エンドウ製EF58用のジャンク部品より…
まだ使用可能な動力台車内部フレームと…
破損しているEF15用のパンタグラフ…
それぞれを引っ張り出して来て…
これらを利用して…ニコイチ法で…
この破損したカマを再生しようと…
良からぬ目論見を企てます…
まず…動力台車…
破損した内部フレームは…
一応…接着による補修を施しましたが…
再使用はせず…予備ジャンク部品とし…
まだ…活きている中古のEF58の内部フレームへ…
差し替え…動力台車を再生させる事に…
▲動力台車の内部フレームは…一応…接着にて修復しましたが…実用に耐えかねるので不採用…
モーター…動力部は…
経年か…接触不良を起こしており…
通電させても…ウンともスンとも…
1ミリも動かぬ…不動だったので…
モーターは接点を磨き…注油し…
通電させ…稼働を確認…
変質した油分を除去…洗浄し…
新たに注油を施し…
こちらも動きを確認…
▲このEF15…車輌裏面からみると…動力台車の内部フレームが異なり…修復したのがバレます…
そのついでに…
動力台車のメインギアを…
ゴハチの割れ対策済みの…
状態の良いメインギアへと…
振り替えを行なって…
修復している動力台車の車輪も含め…
全ての車輪を洗浄した後に…磨き…
再度組み上げ…最終的に通電の確認…
微調整を行い…これで再び走行可…
本線走行可能な状態となり…
動力装置の修復は完了…
そして…車体は…
凹んでいた部分を…
極細のプライヤーを使い…
元の形状へ修正し直して…
パンタグラフの方は…
新品未使用の純正品…エンドウ製…
PS16の予備品もあるのですが…
今回は…それを採用せず…
以前…落下事故で破損してしまい…
後年…新品へ振り替え再生させた…
その残りモノを再利用する事に…
▲純正品である…エンドウ製PS16もあるのですが…今回は見送り…再生品に置き換えました…
以前より…当鐵道に所属している…
同エンドウ製…同型のカマに…
かつて取り付けられていた…
EF15用パンタグラフの残骸を…
引っ張り出して来て…そこから…
まだ充分に使える…パンタグラフ基部と…
今回転入して来たカマの…
基部が破損したパンタグラフから…
まだ使える…パンタグラフ上部を…
ニコイチで組み合わせ…再生させ…
修復している車体へ…取り付けました…
▲このパンタグラフも古いモノなので…未使用とはいえ…樹脂部分は脆くなっています…
これで…
当鐵道3輌目のエンドウ製EF15が…
塗装…仕上げはまだ先なのですが…
一応…再生修復が終わり…復旧…
走行可能な状態になりました…
3輛のエンドウ製EF15のうち…
1輌は…以前から当鐵道に所属する…
今回再生したカマと同じモデル…
機械室窓を7つ持った同型同タイプ…
エンドウ製…製品純正状態のカマ…
▲未塗装状態のままになっている…エンドウ製EF15•16•58用車体が載った…5つ窓のEF15…
もう1輌は…
機械室窓が5つのタイプ違いのカマ…
このカマは…元々…エンドウから…
EF15•EF16•旧EF58用ボディキットとして…
車体部分のみ販売されていたモノを…
EF15用の動力装置で組み上げたカマ…
乗務員扉上部にも…
氷柱切りが装備された…
元EF16からの復活ナンバー機…
このカマの屋根上には…
KATO製パンタグラフを装着しています…
そして今回修復したEF15…と…
総数3輌のエンドウ製EF15となりました…
▲手前の二輌と…奥の1輌で…タイプ違いのエンドウ製…EF15…組み上げ途中の姿ですが…
と…ココで…ふと思いました…
以前手に入れて…そのまま…
フリーランスなカマとなっている…
自称…当鐵道自社発注車のカマ…
EF12の車体が乗せられた…
EF57動力車…を…
あ…アレの…
車体…振り替えちゃおうかな…
そうすれば…
EF12タイプと…EF18タイプが…
それぞれ出来ちゃう…ぞ…と…
うぬぬ…どうしようかなぁ…
あっ…そうだ…
時々…その時の気分で…
ボディと動力装置を振り替えて…
運用に就かせるか…そうしよう…
車体を振り替えたところで…
所詮…タイプモデル…なのですから…
そういう愉しみ方も良いかなと…
とにかく…
エンドウ製EF15がもう1輌…
増備された事で…楽しみが増えました…
あとは…
今回…導入された1輌の補修と…
氷柱切り重装備の1輌の仕上げを施し…
当鐵道のエンドウ製EF15•16を…
磐石な3輌体制としておきたいところ…
▲手前はEF16で落成させるか…元EF16からの復元EF15にて落成させるか…思案中…
ただ…この2輌…
デッキ部分の破損が各所にあり…
修復してはいるのですが…
その辺りをもう少し…
修正…修復し直しておきたい…
そんな気持ちがある為…
落成までは…もう暫く…
時間が掛かりそうな感じです…
▲屋根上のモニタが無い形状が…初期型の面影を持つ…手前の元EF16から復元のEF15です…
それから…
今回…このエンドウ製EF15を…
修復していて…気になる事が…
年々入手が厳しくなる…
エンドウ製…Nゲージ用パンタグラフ…
全盛期の…金属製パンタグラフは…
汎用品とはいえ…
部品として残存するものは…
なかなか…見掛けなくなりました…
製造からかなりの年数が経つので…
致し方がないとはいえ…
こういった修復時になると…
その入手に…とても苦労します…
▲乗務員扉上の氷柱切りがEF16の名残り…屋根上のKATO製パンタグラフはどうにかしたいところ…
後年の…このシリーズで採用の…
プラスティックと金属を組み合わせた…
精巧になったパンタグラフに関しては…
製造期間が短期だったせいもあり…
ほぼ完全に見掛け…見つける事など…
できない部品になっております…
代用品として…
KATO製のPS14が挙げられますが…
幅広なパンタグラフは…
その印象が…大きく異なってしまい…
全体の雰囲気も変わって見える…
ちょうど当鐵道の…
この…5つ窓のEF16•15のように…
オリジナルに似た雰囲気の…
良いモノはないか…と…
現行品で探してみると…
グリーンマックスのSP16Nが…
このシリーズに採用されている…
エンドウ製PS16に近く…
色も黒く金属部分も黒染めなので…
雰囲気を壊さず…使えるかも…
取り付け部分が…ほぼ同じならば…
代用が効くのではないでしょうか?
この事は…
ただ今…予備部品として…
手持ちが無いので…
機会があれば…
試してみようかと思います…。