「GO」 | こだわりの館blog版
2005-10-15 22:14:43

「GO」

テーマ:映画(ビデオ他)
東映
GO

【今の日本映画を語るに欠かせない3監督】行定勲監督作品特集。
最後を飾るはご存知、行定勲の出世作「GO」であります。
私は2001年の公開当時、この作品を劇場で見ましたが、
その時は骨太なその作風にワクワクしながら楽しんだものですが、
今にして考えると、このスタッフにこのキャストで
おもしろくならない訳がありませんよね!

【今の日本映画を語るに欠かせない3監督】
①行定勲監督作品第3弾
2001年劇場公開
原作:金城一紀
脚本:宮藤官九郎
出演:窪塚洋介、柴咲コウ、大竹しのぶ、山崎努、新井浩文、山本太郎、村田充、細山田隆人、他

 在日韓国人三世の杉原(窪塚洋介)は、日本の普通高校に通う3年生。
 あだ名はクルパー。
 未だ将来の夢も進路も決まらず、元ボクサーの父(山崎努)に仕込まれたボクシングの腕前を武器に
 喧嘩ばかりしている日々を送っていた。
 
 ある日杉原はヤクザの息子の同級生・加藤(村田充)のバースディパーティで声をかけてきた少女、
 桜井(柴咲コウ)と突然の恋に落ち今まで経験したことのない時間を共有する。
 しかし自分が在日であることはなかなか告白しかねていた。
 
 そんな中、民族中学校開校以来の秀才と言われた杉原が尊敬する友人・正一(細山田隆人)が
 駅のホームで少年に刺されて死んだ。
 ショックに打ちひしがれる杉原。
 やがて杉原の心の中で“何か”が「パチン!」とはじけた…。

この作品、キャストもすごいけれど何がスゴイってそのスタッフ陣

行定勲の演出は、ところどころに斬新なショットを織り込みつつも
作品の基調となるのは思いの他ドラマ性を大切にしたオーソドックスなもの。
この新人監督らしからぬ【オーソドックスさ】が注目され、
その後「世界の中心で愛を叫ぶ」「北の零年」などの
正統派ドラマの演出で堂々と身を結ぶわけです。

そして何より金城一紀のベストセラー小説を見事に脚色をしたのが、
今をときめく宮藤官九郎
勿論この作品が映画脚本デビュー作。
この作品の後に「ピンポン」(2002)、「アイデン&ティティ」(2003)と続き
遂に今年は「真夜中の弥次さん喜多さん」で監督業にも進出。
彼の映画界での成功の全ての道は、この「GO」から始まったといっても過言ではありません。
「GO」の脚色は、その成功の道も納得の見事な出来だと思います。
原作の持つ骨太なテイストを決して失うことなく、
それでいながら今の若者たちにも共通する悩みをさりげなく織り込む手腕は
もうデビュー作にして【クドカン節】爆発!といった感じです。
劇団「大人計画」の脚本家として、
またTVドラマでの売れっ子脚本家から、
一気に映画界の売れっ子に。
本当にこの起用を決断したプロデューサーは【先見の明】があったと言えますね。

またキャストについてですが、
公開当時はクルパーこと杉原役を自由奔放に演じていた窪塚洋介
なにかと注目が集まりましたが、
(逆にこの役が適役すぎて、その後パッとしないのは何とも残念なことですが)
脇役陣もなかなかのもの。
「メゾン・ド・ヒミコ」でもその魅力を遺憾なく発揮させていた柴咲コウは、
この作品でその年の助演女優賞を総なめにし、
当時は久々にその姿を見たな、と思った山崎努も助演男優賞もののぶっ飛んだ力演で
小説ではなかなかイメージ出来なかったエキセントリックな役柄を見事に体現していてさすが!
その後の作品群での活躍は言わずもがなであります。

他にも大竹しのぶ新井浩文山本太郎村田充などの力演・怪演から
ちょっとの出演ながら場面、場面をかっさらって行く萩原聖人塩見三省銀粉蝶などなど。
本当にこの作品は“役者でも魅せる”作品だなぁ、と
久々に鑑賞して再確認した次第です。

■原作もオススメですよ!

  

  金城 一紀

  GO


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