「アイランド」 | こだわりの館blog版

「アイランド」

アイランド

8/9 Tジョイ大泉 にて


「埋もれ木」の感想 を書いた翌日に、バリバリのハリウッド大作を楽しんでしまった私…。


監督:マイケル・ベイ
出演:ユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソン、ジャイモン・フンスー、スティーヴ・ブシェミ、
    ショーン・ビーン、他


全く期待していませんでした。
監督が「アルマゲドン」「パール・ハーバー」(いずれも未見)のマイケル・ベイですから、
どこからどう見ても「アイランド」はハリウッド超大作ですし、
ハリウッド映画の【力(制作費)の論理】には、もう食傷気味でしたから…
ただポスターや宣伝を見た限りでは、一見したところではストーリーが全くわからなかった、
その【わからなさ】に興味を持ったのと、
ユアン・マクレガースカーレット・ヨハンソンという、
ちょっとハリウッド映画には異色のキャスティングが私の鑑賞食指を少し揺さぶったため
今回鑑賞に踏み切った次第です。


しかし、これがなかなかおもしろかった
全く期待してなかった分、意外なまでにおもしろかったですね。


  近未来の巨大施設。
  地球は汚染されており、生き延びることのできた彼らだけが施設で守られているのだと、
  施設のあちらこちらのモニターが解説をしている。
  毎日規則的な生活を続ける入居者たち。
  その中に、リンカーン(ユアン・マクレガー)とジョーダン(スカーレット・ヨハンソン)がいた。
  施設では定期的に、汚染を逃れた夢の楽園「アイランド」への移住の抽選が
  全入居者対象で行われている。

  ある日、ジョーダンが「アイランド」行きの抽選に当たった!
  しかし、その頃、リンカーンは施設で違う“町内”に住んでいるという技術者(スティーヴ・ブシェミ)
  との話から自分たちが住んでいる環境が「なにか違う」ことを察知し、
  そしてあるトラブルを目撃したことから「アイランド」の【真実】を知ってしまう。
  ジョーダンを助けるために、また自分の【存在の真実】を知るために
  リンカーンはジョーダンと施設を脱走。
  そこで知った彼らの【真実】とは…。


この前半のお膳立てのストーリーが凝っていておもしろいですね。
作品のムードもハリウッド映画らしくないですし、ストーリーのお膳立てもしっかりしてますから、
後半の脱出してからの展開もストーリーが破綻することなく、
ラストまで充分引っ張れるだけの力があります。
後半の展開は謎解きの核心に触れてしまうためあまり多くは書けませんが、
マイケル・ベイお得意の超ど派手なカーチェイスを含めアクション満載で、
ちょっとやり過ぎじゃないとは思いつつも結構楽しんで見てしまいました。
また後半になると何故ユアン・マクレガーやスカーレット・ヨハンソンが起用されたのかが、
何となく分かる心憎い設定もあり(“真実”のスカーレット・ヨハンソンの姿も見たかったですけどね)
これも前半のお膳立てがしっかりしていたための賜物でしょう。


しかしラストはいけませんね
相変わらずの【“悪”の死をもって問題解決】というハリウッド映画の単純な図式には、
毎度ですが、うんざりさせられてしまいます。
この作品はせっかく【“悪”の死】だけではとうてい解決しない深い問題を提起しているのですから
もう少しラストについては考えてほしかったです。

まぁハイウッド映画らしくない【凝ったストーリー】や【作品のムード】、
またハイウッド映画らしくないキャスティングなどで、
ラストのミスも補えるくらいの魅力は充分に感じましたけどね…


ところでこの作品。
ポスターや宣伝を一見したところではどういう作品かわからなかった、
私はその【わからなさ】に興味を持ったのですが、
興行的にはこの【わからなさ】が災いしてか大苦戦中
私が見た劇場も、もぅかわいそうなくらいガラガラの状態。
本国アメリカでの興行も大苦戦中と聞きます。
頭空っぽにして見るハリウッド大作よりかは何倍も【頭を使った作品】であるのに
頭を使ったがために興行的には苦戦中とは何とも皮肉な結果じゃありませんかねぇ…。


人気blogランキング に登録してます☆
ここをクリック していただけるとうれしいです!☆