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2005-08-27 22:27:44

「ノロイ」

テーマ:映画(映画館 2005年)

ノロイ

【真夏の夜のホラー特集】第6弾は、いつかは取り上げないといけないと思っておりました
ジャパニーズ・ホラーであります。
しかも今回は趣を変え現在劇場公開中の「ノロイ」を鑑賞。
製作者側が内容や宣伝で、懸命に「これは真実である!」と言っていても
結局は“日本の「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」”と言われてしまうのは
ご愛嬌ですが…。


8/27 ユナイテッドシネマとしまえん にて

真夏の夜のホラー特集第6弾
1995年劇場公開作品
監督:白石晃士
プロデューサー:一瀬隆重
登場人物:小林雅文、松本まりか、アンガールズ、荒俣宏、飯島愛、高樹マリア、他


  2004年4月12日、怪奇実話作家・小林雅文の自宅が全焼し、妻の焼死体のみが発見された。
  小林雅文はその後、行方不明。
  彼はビデオ作品「ノロイ」を完成させたばかりだった。
  今回の事件と「ノロイ」は何か関係があるのか…。
  そして遂に発売中止となった「ノロイ」の封印が解かれる事に…。

初めに言っておきます。
私は頭からこの作品をドキュメンタリー風フィクションとしてしか見ていません。
前述の通り、この作品の製作者たちは懸命に「これは真実である!」を繰り返し主張し
作品でもエンドクレジットを流さない徹底ぶり。
まあ作品自体は徹底的にウソをつき通すのは正解でしょう。
しかしその徹底さたるやCMや宣伝、そしてパンフレットに到るまで、
もうどれを見ても「真実」「真実」だらけ。
小林雅文役や、石井潤子役の役者さんなどは遂に名前すらわからず仕舞。
小林雅文役の役者なんかは今後バラエティあたりで重宝しそうなキャラクターなのに、
名前すらクレジットされないのだからかわいそうです。

だけど、どこをどう見ても「ノロイ」はフィクションとしか見えません
しかしフィクションとしか見えないのだけれども、
懸命にドキュメンタリーに見せようとしている製作陣のその懸命さ(?)が
逆に私には非常に面白かった。
もうその様は、全編あの手この手、ナリ振り構わずあらゆる手段を使いまくって悪戦苦闘。
ワイドショーは飛び出すは、音響分析は飛び出すは、
村の奇祭に、そこで使われる不気味な仮面、そして奇祭を記録した8mmテープ。
仕舞には大学教授(役の役者)まで登場してウン百年前の絵巻物まで出してくるのですから、
その徹底さには恐れ入ります。
近年のホラーブームで作品も大量に量産されている状況の中で、
これほど1本の作品を丁寧に作り込み、
徹底的にドキュメンタリーとして見せようとする製作者側のその努力を買います。

ラスト近くで堀光男が惨殺されたとのニュースシーンが出てきた時、
近くに座っていたカップルが「エーッ!」って声出してましたから
ドキュメンタリーとして信じ込んで見ている人も結構いるってことです。
素直な人もいるモンです。
製作者側もこういう人が一人でもいた時点で成功でしょう。

しかしドキュメンタリーとして見せようと懸命になっても、
どうしてもフィクションとしてしか見えない部分は出てきてしまいます。
ここがドキュメンタリーとして見せるフィクションの限界点なのかもしれません。

一つは子供の演技
演技をしているのかわからないほどの自然な演技を子供から導き出すのが至難な技なのは
それを実現させた「誰も知らない」の柳楽優也が、カンヌの主演男優賞を受賞した事でも実証済み。
子供にフィクションを演じさせれば、どうしても“演技くささ”が出てしまうもの。
これはどうしようもありません。

二つ目は、これは堂々と書きづらいですが精神異常の演技
物語のキーとなる石井潤子や堀光男は、どうみても“演技”としか見えなかった
特に石井潤子はその演技次第ではもっとドキュメンタリー度を高められただけあって残念。
ある意味、精神異常は演技では表現できないと言っても良いかもしれません。
デビッド・リンチは「イレイザー・ヘッド」で本当の胎児を使ったのではと当時は噂がたったとの事。
それくらいあの怪物にはリアルさがあり、真実はともかくそういう噂が自然にたったということです。
監督の白石晃士も、本当にドキュメンタリーとして徹底的に見せたかったなら
石井潤子も、堀光男も、
それなりのキャスティングをする位の度胸があってもよかったのではないでしょうか。
【それなりの】ですよ…詳細はあえて書きませんが!


■「ノロイ」は日本のこれだそうです。


  
  ジェネオン エンタテインメント
  ブレア・ウィッチ・プロジェクト デラックス版


■過去の記事はこちら
 ●ドーン・オブ・ザ・デッド(【真夏の夜のホラー特集】第1弾)
 ●テキサス・チェーンソー(【真夏の夜のホラー特集】第2弾)
 ●ゴシカ(【真夏の夜のホラー特集】第3弾)
 ●4人の食卓(【真夏の夜のホラー特集】第4弾)
 ●デビルズ・バックボーン(【真夏の夜のホラー特集】第5弾)


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2005-08-26 23:28:17

「デビルズ・バックボーン」

テーマ:映画(ビデオ他)
角川エンタテインメント
デビルズ・バックボーン スペシャル・エディション

【真夏の夜のホラー特集】第5弾はスペインの「デビルズ・バックボーン」。
タイトルだけでは内容は何がナンやらさっぱり想像もできませんし、
なんだかオドロオドロしいタイトルですから、
もしやスペイン産スプラッター・ホラーかとも思いきや…。

真夏の夜のホラー特集第5弾
1994年劇場公開作品
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:エドゥアルド・ノリエガ、マリサ・パレデス、フェデリコ・ルッピ、フェルナンド・ティエルブ、
    イレーネ・ビセド、他


これがスペイン内戦時代を時代背景としたゴシック・ホラーでありました。
しかも監督はメキシコから招かれたギレルモ・デル・トロ
近年はハリウッドへも招かれ「ヘル・ボーイ」なんぞも撮っておりますが、
本作を見る限りではしっかりスペイン映画しております。
きっと招かれた地でそれなりの作品を作ってしまう器用な人なんでしょう。


  スペイン内戦で両親を失ったカルロス(フェルナンド・ティエルブ)は孤児院に預けられる。
  人里から離れた荒野にポツンと建つ不気味な雰囲気の孤児院。
  この孤児院の管理人はハチント(エドゥアルド・ノリエガ)。
  一見普通の老人のようだが、この管理人や教師そして用務員や孤児院に生徒達らは、
  何か“訳あり”の様子である。
  その“訳あり”さに戸惑い、なかなか環境になじめないカルロスであったが、
  やがて彼はこの孤児院に棲み付いている“亡霊”に遭遇するようになる。
  やっと親しくなった孤児院の仲間たちに聞くと、何やらこの亡霊までもが“訳あり”の存在らしい。
  やがて亡霊の存在がはっきりしていくとともに、内戦は人里離れた孤児院にも忍び寄ってきて
  孤児院の人々の“訳あり”がひとつひとつ解明していくことになるのだが…。


スペイン内戦は、スペインの人々の心に今でも大きな痛手をこうむった事件として
度々、スペイン映画では取り上げられております。
ビクトル・エリセの「ミツバチのささやき」や近年では「蝶の舌」なんていう感動作もありましたっけ。
大抵がスペイン内戦は骨太な人間ドラマとして描かれていますが、
「デビルズ・バックボーン」もタイトルは何やらオドロオドロしく想像できませんでしたが、
このスペイン内戦を時代背景としております。
しかしスペイン内戦を取り上げたホラー映画というのは非常に珍しいのではないでしょうか。
ですので、亡霊が出てくるゴシック・ホラーでありながら
スペイン内戦の様々なキーワードが頻繁に出てきて
それらが登場人物たちの“訳あり”の謎を呼び、
その謎が亡霊の正体がわかると共に解かれていくという
人間ドラマとして非常に凝った作りをしております。

まあ亡霊の存在は、登場人物たちの謎解きの1アイテムでしかありませんから
その存在が「怖いか?」と聞かれれば、正直それほど怖くはありません
私にとっては義足の老女性教師の存在の方がよっぽど怖かった!
(だって管理人ハチントと内縁の関係でありながら、若い用務員〈これが一番のクセ者!〉と
平気で関係を結んでしまうんですから…)
ですのでホラー映画ではありますが、作品の感触からすると
スペイン内戦を舞台とした一風変わった人間ドラマといった感じですね。
だから真面目な部分も多くて、その真面目さが作品全体をちょっと“重いもの”にしており
作品全体が娯楽味に欠けたキライがあったのは、異色の作品であっただけに残念であります。

まあスペイン映画もホラー映画を撮れども、その物語に【内戦時代】が絡んで来ると
自然と【真面目】になってしまうのでしょうね。


■ホラー映画でも作品の感触はこの作品に近いです


 
 PIASM
 蝶の舌

■過去の記事はこちら
 ●ドーン・オブ・ザ・デッド(【真夏の夜のホラー特集】第1弾)
 ●テキサス・チェーンソー(【真夏の夜のホラー特集】第2弾)
 ●ゴシカ(【真夏の夜のホラー特集】第3弾)
 ●4人の食卓(【真夏の夜のホラー特集】第4弾)

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2005-08-25 01:44:23

「4人の食卓」

テーマ:映画(ビデオ他)
アミューズソフトエンタテインメント
4人の食卓

この4日間、歌舞伎とイッセー尾形の感想でお休みしておりました
【真夏の夜のホラー特集】復活であります。
前回はハリウッド製ホラー作品ばかりでしたので、
この3日間はちょっと他国のホラー作品を鑑賞していきます。

そして、その復活後の第4弾は「4人の食卓」であります。
現在、日本よりも注目が集まっているのではとも思える韓国ホラー。
それでは、そのお手並み拝見といきたかったのですが…。

真夏の夜のホラー特集第4弾
1994年劇場公開作品
監督:イ・スヨン
出演:チョン・ジヒョン、パク・シニャン、ユソン、キム・ヨジン、チョン・ウク、他


韓国ホラーは、その“怖さ”が日本の怪談あたりと非常にテイストが似ているからか、
一昨年あたりから日本でもブームとなって大量の作品が現在も公開されております。
そんな日本でブームの韓国ホラーなのですが、
残念ながら私はあまり見ておらず、見たものを挙げても、
そのブームの先駆けとなった「ボイス」と昨年の「箪笥(たんす)」の2本のみです。

まあ韓国ホラーは単館に近いような小規模な公開のされ方が多く、
とてもチェックしきれない、というのが正直なところなのですが、
もう一つ私を韓国ホラーから遠ざけるのは「箪笥」を見た時強く思ったのですが、
演出が“怖い”雰囲気を作り出す事に専念し過ぎて、
結果としてストーリー展開がえらく“いいかげん”で何がナンだかさっぱりわからないということです。
大ヒット作「猟奇的な彼女」の主演女優チョン・ジヒョンが出演しているホラー作品として
日本でもヒットしたこの「4人の食卓」も、
「箪笥」と同じじゃ困ったな、と危惧していたら見事なまでに予想通りでした。

どうして雰囲気ばっかり気を使って、肝心のストーリー展開に気を配らないのでしょう

この作品、出だしは好調なんですよ。

 結婚を間近に控えたジョンウォン(パク・シニャン)は
 地下鉄で見かけた幼児が毒殺されたことを知る。
 その日から自宅の食卓で幼児の亡霊を見てしまうジョンウォン。
 やがて霊感の強いヨン(チョン・ジヒョン)と知りあう。

ホラー映画として、怪談ものとしてもムード満点の滑り出し。
さぞかしその後もこの幼児の幽霊が重要なキーワードになってきて、
そしてヨン(チョン・ジヒョン)と幼児の関係がわかった時には“怖さ”も遂に最高潮!
と、誰もが思いますよね。
ところがこの幼児の幽霊、その後は全くストーリーと絡んできません
幼児の幽霊を見てから霊感が鋭くなったジョンウォンが、
同じ霊感の強さを感じて知り合ったヨンとからんで、
さらに自分の子供をマンションのベランダから放り投げ殺した罪で
裁判にかけられる主婦などが登場し、
“霊感”やら“霊視”などのキーワードが頻繁に出てはくるのですが、
これが「コワイぞ!コワイぞ!」という雰囲気ばかりを作り出して、
肝心のストーリーが困ったことにちっともわかりません
ストーリーがわからないことには何が「コワイぞ!」なのかもさっぱりわからない始末。

この監督は“霊感”や“幽霊”などのキーワードを持出し“怖い”雰囲気を作りながらも、
結局のところはソウルの都市で暮す人々の“不安”や“孤独”を描きたかったらしく、
無機質な建物や日本の昔の団地のようなマンション群が、
都市の冷たさや他人への無関心さなどを際立たせてはいるのですが、

何が言いたかったかなどは、ストーリーを理解させて始めて主張できる事。
そのズーッと前の段階でこの作品は落第しているのですから始末に追えません。

ストーリーがわからないうえに、訳もわからず長い2時間強。
もう見ていて苦痛も苦痛
この苦痛が韓国ホラーなのかとイヤミの一つも言いたくなりますワ!
…もう韓国ホラーはしばらく敬遠させていただきましょう。


■苦痛ならこの作品も負けてませんよ!

 
 アミューズソフトエンタテインメント
 箪笥

■過去の記事はこちら
 ●ドーン・オブ・ザ・デッド(【真夏の夜のホラー特集】第1弾)
 ●テキサス・チェーンソー(【真夏の夜のホラー特集】第2弾)
 ●ゴシカ(真夏の夜のホラー特集】第3弾)

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2005-08-24 00:30:27

「イッセー尾形に仲間が出来た!IN東京 イッセー尾形・小松政夫二人芝居」(その2)

テーマ:演劇

8/21 原宿・クエストホールにて

昨日 の続き●

当日は全部で3演目。
全て1990年のプラス・ワン公演時の再演であります。
それでは、個々の演目を取りあげて行きたいと思います。

一つ目は「懇親旅行会」

あるゼネコンの懇親旅行会。
共に下請けの塗装会社の社長(イッセー)と輸入カーペット会社の専務(小松)がホテルで同室となる。
冗談が全く通じない堅物の社長に対し、口八丁で今日の地位を築いたような専務。
水と油のような二人の会話はもちろんかみ合う事がない。
なんとかこの場を和ませようと冗談を連発する専務に対して
「私もあなたのようになりたい」と無愛想に応える社長。
やがて大広間で宴会が始まるのだが、なんとこの社長酒癖が悪いときた
宴会の舞台で悪態をつく社長を懸命にフォローする専務。
形勢は逆転し、やがて混乱の中宴会は終了するのだが…。


「ウンウン、こういう人いるいる…」と思わず共感してしまう2人のキャラクター。
堅物の社長のイッセーに、軽口連発の小松というまさに適材適所の配役。
ストーリーも奇抜さを一切抜きにし、
リアルに、そして等身大の物語で進んで行くのが、なお一層の共感を呼ぶ好編。


二つ目は「トシちゃんとワタル」

ジャン・ジャンでも演じていた売れない老手品師コンビ・トシちゃん(小松)とワタル(イッセー)の物語。
コンビを組んでウン十年、
昨今のイリュージョンブームからは完全に置いてけぼりをくったような老手品師コンビ。
どうも会話を聞いてるとワタルは一度トシちゃんに見切りをつけコンビを解消したが、
また出戻ってきた様子。
今日もキャバレーの余興に呼ばれてワンステージ。
そのキャバレーも1年ぶりに呼ばれたというのだから“売れてなさ”は想像通り。
もう年には勝てず、箱に入ったワタルをトシちゃんがナイフで突き刺す手品では、
箱の中のワタルは動かない体を懸命によじって悪戦苦闘。
ひとステージ終了後はドップリ疲れ、
口では「帰ろう」と言いながらも体はその場でヘタりこんでしまう始末…。


売れない芸人をいやというほど見てきたであろう小松政夫が、
哀愁を込めて自らのキャラクターに合わせて演じるトシちゃん役が絶品。
対するイッセーも、ちょっと変過ぎるキャラながらもワタルという
いかにも“クセもの”のキャラクターを怪演。
2人の後ろにトシちゃんとワタルと“売れない歴史”が見えてくるのが、この演目のスゴイところ。


最後が「社長と部長」

これが傑作

状況説明は一切なし。
いかにも妖しげな二人がテレビで高校野球を見ながらヤジっている。
どうやらこの2人、偉そうにしているのが社長(小松)で、
いかにもチンピラ風情ながら時々社長に説教されるのを肩をすぼめて聞いているのが部長(イッセー)。
そしてここは2人のオフィス。
「社長!」「部長!」と呼び合いながらも他に社員はいない様子。
やがて老人がこのオフィスに抗議しに入ってくる。
老人を宥めスカす社長に、罵声をあびせ体よく老人をオフィスから追い出す部長。
どうやらこの会社、老人をだまして商売しているキャッチセールスのようだが、
その後も詳しい説明は一切なく、2人は妖しいキャラのままテレビを見続けている…。


まさにイッセー尾形が、初期に得意としていた
「見ながらその人物の状況をわからせる」ストーリー展開に
小松政夫という強烈なキャラクターが加わって、おもしろさ倍増!
私にとっては無茶苦茶おもしろかった一編でしたが、
終演後、そばにいた女性陣が「何がナンだか、さっぱりわからなかった」と言ってました。
近年の比較的【すぐわかるキャラクター】を演じるイッセー尾形に慣れ親しんでいる方々が、
この一編を「わからない」というのは、何となく分かるような気がしますね。


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2005-08-23 23:32:59

「イッセー尾形に仲間が出来た!IN東京 イッセー尾形・小松政夫二人芝居」(その1)

テーマ:演劇

8/21 原宿・クエストホールにて


演出:森田雄三
出演:イッセー尾形、小松政夫

イッセー尾形の二人芝居というと近年は桃井かおりとの公演ばかりのため、
イッセー尾形の二人芝居は桃井かおりの専売特許と思われている方もいるかと思いますが、
実は“元祖”がいるのです。
そうです今回の小松政夫がイッセー尾形との二人芝居の元祖なのであります。
今回、実に15年ぶりの二人芝居が実現したのであります。

何で10年以上もやらなかったんでしょうね。
余計な詮索はヤメときましょう。

事の発端はさらに遡って16年前の1989年。
年1回の紀伊国屋ホールでの「イッセー尾形の都市生活カタログ」の上演を
「チケット購入で全力を使い果たしてほしくない」という理由から1989年終了させ、
原宿・クエストホール公演にスイッチしたという件は、
5月の「イッセー尾形のとまらない生活2005年 新ネタ版 in草月」 の時に書きました。
そのクエストホール公演の後、
特別公演として1日だけクエストホールで実験的に上演したのが
小松政夫との二人芝居だったのであります。

私は残念ながらこの幻の公演は見られなかったのですが、
その年の11月のジャン・ジャンの定例公演もイッセー尾形の一人芝居ではなく
「イッセー尾形・小松政夫DUO」と銘打った二人芝居でありました。
(「トシちゃんとワタル」を演ってました)
そして翌年1990年、原宿クエストホールでプラス・ワン公演として
二人芝居が2つ企画され、1つが小松政夫、そして2つ目が桃井かおりだったのです。
この時の桃井かおりは初登場でありまして、
つまり小松政夫との二人芝居に手応えを感じたイッセー尾形の、
更なる挑戦のお相手が桃井かおりだったわけです。

しかし前述の通り小松政夫との二人芝居はこの時限り。

その後は不定期ではありますが二人芝居は桃井かおりとの公演ばかりでして、
ジャン・ジャンの公演を楽しんだ私としては、
頭の片隅ではありましたが「小松さんとはもう演らないのかなぁ」なんて思っておりました。
そうしましたら待てば実現するもんなんですね、
今回15年ぶりのうれしい再演でありました。

小松政夫は、TV「見ゴロ、食べゴロ、笑いゴロ」での伊東四朗との名コンビを始め、
私の子供の頃のTVバラエティでのカリスマ的存在でありました。
ちょっとその過剰なまでの笑わせ方が子供でも時々引いてしまうくらいでありましたが…。
しかし小松政夫はTVの人気者でありながら、
確か中野あたりで永年一人芝居を定期的に公演していたという、
実は一人芝居に関してはイッセー尾形よりズーッと先輩的な存在であるわけです。
ですからイッセー尾形との二人芝居は、
一人芝居で確固たる地位を築いている二人が正面から激突する、
まさに御馳走的な公演でもあるわけです。


当日は全部で3演目。
全て1990年のプラス・ワン公演時の再演であります。
新作がなかったのは淋しい限りでしたが、
しかし15年という月日を経ていながらも3つの演目が何ら古臭くならず
逆に15年という歳をとった両名が、
お互い“いい歳のとりかた”をして、これらの演目を非常に「落ち着きのあるモノ」に
うまくスイッチさせた事が素晴らしいと思いましたし、
今回の二人芝居、私にとっては今年の見た演劇でも、
ベスト3には入ってきそうな位の素晴らしい公演だったと思います。


それでは翌日、個々の演目を取りあげて行きたいと思います。

●続きはこちら から●


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