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2005-06-30 22:52:07

渋谷・コクーン歌舞伎「桜姫」について補足

テーマ:伝統芸能

桜姫

6/19 Bunkamura シアターコクーンにて


6/29にアップしました「桜姫」の感想 につきまして
ぴかちゅうさん から詳細なコメントをいただきました。
ぴかちゅうさんいつもありがとうございます。


コメントにつきましてコメント返しでお答えしようとおもったのですが、
こちらのコメント返しも長くなりそうなので、記事にてお答えしたく思います。



まずは「中村福助の演技」につきまして

確かに桜姫には【固さ】は必要だと思います。
この戯曲は周りの退廃した“いいかげんな人々”に翻弄されるお姫様の物語ですから、
桜姫を【固く】演じることで周りが浮き立つような構図になる訳です。
今回の串田和美の演出は退廃さを強調したような演出ですから、桜姫の【固さ】は尚更必要でしょう。
しかしその演出だからこそ桜姫役には固すぎない【やわらかさ】がほしかったと思います。
矛盾しているような文章ですが、
私の言っている【やわらかさ】は決して【くだけて演じる】ことではありませんので、
まずはそこをご理解ください。
私が欲していた【やわらかさ】とは
上方演出で当代・中村鴈治郎あたりが演じる【はんなりとしたやわらかさ】なのであります。
【はんなり】と演じることで、世間を何も知らないお姫様という設定が、
今回の演出だからこそ尚更引き立ったと思うのです。
ポップな演出だからこそ「世間知らずのお嬢様」ぐらいの感覚を強調してほしかったということですね。

上方和事の「河庄」なんかを見ると、主役の紙屋治兵衛は本当だらしない典型の男なんですが、
歌舞伎の世界では不思議と憎めないキャラクターとして見れてしまいます。
あの上方マジックのような【やわらかさ】がほしかったのです。

しかし中村福助6世・中村歌右衛門にみっちり仕込まれた芸風で、
お姫様役も本寸法のきっちりとした演じ方ですから、
歌舞伎としては正攻法な演じ方であってもコクーン歌舞伎ではちょっと【固すぎる】印象なんですね。

そこで前回も記事でちょっと触れたように、
コクーン歌舞伎なんかで本当に「うまいな」と思ったのは中村勘三郎なんです。
「夏祭浪速鑑」なんかでは、主役の団七役は上方の【やわらかさ】を見せながら、
義父・義平次殺しのシーンではきっちり【親殺し】の凄惨さを見せる。
それがコクーン歌舞伎の奇抜な演出とぴったり噛み合って、見事な効果を生んでいました。
福助に勘三郎の“あのバイタリティ”があったらもっと「桜姫」もおもしろく見られたのでしょうが…
もっとも私の見た6/19は福助の声がカスレ気味で、
この時点で私は一歩この作品から引いてしまったのかもしれませんが…



続いて「カーテンコール」につきまして

これは難しい問題ですね。
現代では当たり前になってしまっている“カーテンコール”“スタオベ”
歌舞伎にとってはまさに【黒船襲来】なんですね。
歌舞伎のカーテンコールの始まりは、海外公演を行った時にカーテンコールが“現地の常識”で
あるために渋々行ったという背景があります。
15年以上前に中村吉右衛門がアメリカ公演を行ったときにカーテンコールをリハーサルで迫られ、
明らかに戸惑っていたのをTVドキュメンタリーで見ました。
歌舞伎には歌舞伎で“カーテンコール”“スタオベ”を必要とせず、
その場でいい演技だったら拍手が出来るような【見栄】
登場人物たちを全員再登場する【大団円】といった演出方法があるのですから、
こちらをまず最優先させるべきだと私は思うのです。
確かにコクーン歌舞伎ならぴかちゅうさんの仰るとおり“アリ”なのかもしれませんが
歌舞伎座までそれが波及するのはどうかと思いますね。

5月公演は【勘三郎襲名】のお祭りですから許されぬものの、
もう歌舞伎座では“これぎり”にした方が良いでしょう。
カーテンコールって野田秀樹の舞台みたいに図に乗ると5回・6回が当たり前になってしまいますからね。

おもしろいエピソードがありまして、
歌舞伎座5月公演の玉三郎の「鷺娘」の時。
私の周りにいた常連さんたちがしきりと初日に起こったカーテンコールを話題にしてまして
「今日はやるかな?」「いっぱい拍手してやろう」などと言ってました。
「鷺娘」が始まって結局カーテンコールは起きず常連さんたち「残念だったね」などと言ってたのですが、
その中の一人が大声で「でもあれじゃバレーだよ、アンナ・パブロハ(発言ママ)だよ」と言ってました。
常連さんたちの拍手は【冷やかしの拍手】で【心からの拍手】では無いっちゅう事です。


この状況を歌舞伎のご意見番だった6世・中村歌右衛門は空の上からどう見ているんでしょうか。
きっと「いけませんねぇ」とマユをひそめていると思うのですが…。



最後にちょっと補足

コクーン歌舞伎全体にいえることですが、
コクーン歌舞伎は絶対一等平場席か一等椅子席で見るべきと思いますね。
1階席では出演者が、前から後ろから登場し、
仕舞いには平場席の間をかき分けて出演者が通ったりとライブ感充分。
特に今回の演出のコンセプトは“見世物小屋”ですから、
見世物小屋の中に入りこんだ一等席の方はたまらなかったでしょう。
しかし私の方は限られた予算で見てますからもちろん二等席
こちらの印象はどうかというと俯瞰から“見世物小屋”を見てますから
どうにも“冷めた視線”で見ざるを得ないんですね。
例えて言うなら“見世物小屋”を外から眺めて
「あれはニセモノだぜ」と悪態をついてる人みたいなモンです。
だから今回の「桜姫」も見た場所できっと意見も2つに分かれると思うのですが
じゃあ三等席の人はどうだったのだろう?


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2005-06-29 22:27:57

渋谷・コクーン歌舞伎「桜 姫」

テーマ:伝統芸能

桜姫

6/19 Bunkamura シアターコクーンにて


ご報告がすっかり遅くなってしまいましたが、
6/19は昼夜通して四世・鶴屋南北の世界にどっぷりつかってみようと洒落こんでみました。
と、いうわけでまずは昼の部。
コクーン歌舞伎「桜姫」であります。


渋谷・コクーン歌舞伎「桜姫(さくらひめ)」

作:四世 鶴屋南北
演出:串田和美

配役

 桜姫       中村 福助
 清玄・釣鐘権助   中村 橋之助
 入間悪五郎     中村 勘太郎
 粟津七郎     中村 七之助
 役僧残月     坂東 弥十郎
 局長浦      中村 扇雀


ならず者の男と関係を持ってしまった桜姫が、身を持ち崩し、やがて娼婦になろうとも、
本能のまま、情念のままに生き続けていく姿を赤裸々に描いた作品です。
女性のために堕落してゆく破戒僧の清玄、野性味溢れた悪の魅力を漂わせる権助、
二人の男と絡みながら、運命に翻弄され、流転の人生を歩む桜姫の物語は、
ユニークで官能的なロマンであり、また、退廃的で残酷な美の世界でもあります。
(「SHOCHIKU OFFICIAL WEB SITE」より転載)


今回の「桜姫」のもとのテキストは「桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう)」
昨年7月、坂東玉三郎が猿之助一門の若手たちと久々に演じ話題を呼びましたが、
私はこの公演は見ておらず、5年ほど前ですか国立劇場で
松本幸四郎の清玄・権助、市川染五郎の桜姫の配役で通し上演されたのを見ました。
見る前は市川染五郎が桜姫を演じるのはまだ時機が早いんじゃないかと思いましたが
監修を務めた中村雀右衛門の指導のもと思いのほか奮闘していたのを覚えております。
それでもこの公演の内容をそれほど覚えていないのは、
もう南北のドロドロした世界も現代社会では“さらにその先”を進んでしまったために
それほどスキャンダラスに映らなくなった結果なのでしょうか?


さて今回のコクーン歌舞伎版「桜姫」ですが、
コクーン歌舞伎は毎回奇抜な演出と出演者の奮闘ぶりで大人気の公演。
私はコクーン歌舞伎はしばらくご無沙汰で「夏祭浪速鑑」の初演以来です。


串田和美の今回の演出のコンセプトは何でも“見世物小屋”だそうで、
口上係の人間の解説の下、
廻り舞台を使わずにブースのような可動舞台をいくつも登場させて舞台転換を行ったり、
シアターコクーンの天井の高さを利用して、上下に二重の舞台装置を作ったりと
非常に凝った舞台装置でこの物語をポップな感覚で演出しております。


しかしこの“ポップな演出”“南北戯曲”に合っているかというと、正直ちょっと疑問に思いました。
鶴屋南北の戯曲の魅力は、歌舞伎の舞台・衣裳・様式美をしっかり守りながら、
その制約された世界の中で思いっきり人間の本能の世界、ドロドロとした情念の世界を爆発させるのが特色だと思うんですね。

例えば代表作の「東海道四谷怪談」などは忠臣蔵の【裏の物語】として書かれたのは有名な話。
主君の仇討ちという美談の裏で四十七士のとった行動には、田宮伊右衛門のような極悪人がうごめき、
ドロドロとした人間模様が繰り広げられる…
まさに「美しい歌舞伎の舞台面も一枚はがせば…」という【本音】の世界を南北は得意とした訳です。


それに対し今回のコクーン歌舞伎の演出は、戯曲以上に“はじけすぎ”なのですね。
本来【お姫さま】が身を持ち崩し【娼婦】にまでなってしまうストーリーなのですから、
歌舞伎としては思いっきりスキャンダルな内容なわけです。
ところが演出が“はじけすぎ”たために、どうも人間のドロドロした本音の世界が
見るものに伝わってこないんですね。
舞台面があまりにもポップすぎて
「この世界ならお姫さまも援交ぐらいするかもしれない」って感じなのです。
もう少し歌舞伎の様式美を重視した展開を行って、
最後の最後、桜姫が狂乱するあたりで一気に“はじけた”演出を持っていったほうが、
南北戯曲は効果的だったのではないでしょうか。


役者陣では主役の中村福助が奮闘しておりましたが、こちらはちょっと【固すぎた】印象です。
確かにあの演出では、一人くらいは真面目な演じ方をしないといけなかったのでしょうが、
なにせ役柄が「娼婦に身を持ち崩すお姫さま」なのですから、
福助の演技にはもう少し【やわらかさ】があった方が良かったと思います。
それと風邪気味だったのか、お姫様の時に声がカスレ気味だったのが、ちょっと気にかかりました。

そう思うと、毎回シアターコクーンの舞台を自由に泳ぎまわり、
それでいながらしっかり【歌舞伎】を演じていた中村勘三郎の力量って

やはりすごかったんだ、と再認識してしまいますね。

最後に苦言を一つ、それはカーテンコール
コクーン歌舞伎では毎回恒例なのでしょうが、
歌舞伎にカーテンコールはあまり似合わないと思いますね。
しかも拍手に応じて二度三度行う。
オペラじゃないんですから、
あの衣裳で何度も舞台袖から出てくるのはあまり格好いいモンじゃありません
ご覧になられた方、どう思われました?


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2005-06-27 23:37:54

劇団民藝「山猫理髪店」

テーマ:演劇

山猫理髪店

6/18 紀伊国屋サザンシアターにて


不条理劇作家別役実と、リアリズム演劇大滝秀治の不思議な出会い。


脚本:別役実
演出:山下悟
出演:大滝秀治、三谷昇(演劇集団円)、内藤安彦、千葉茂則、塩屋洋子、久保まづるか、他


劇団民藝の大滝秀治が、別役実の芝居に出演するなんて最初は信じられませんでした。

演劇におけるリアリズムを徹底的に追求する新劇の老舗・劇団民藝
かつては滝沢修宇野重吉らが数々の名舞台を残し
近年でも北林谷栄奈良山朋子日色ともえと劇団の看板俳優の層は依然として厚く
新劇ファンの根強い人気を誇る劇団であります。

中でも大滝秀治は劇団民藝の看板中の看板俳優。
徹底的に役柄を追求するその姿は、
関根勤がテレビドラマに出演する大滝秀治が、お茶碗1個がなぜここにあるのかを
演出家に質問するところを物真似してギャグするくらい有名です。
その【お茶碗1個の存在意義】にこだわる大滝秀治が
【お茶碗1個のはずが知らぬ間に5個持っていた】シチュエーションがあってもおかしくない
不条理劇の代表格である別役実の劇に出演してしまうのですから、
何度考えてもやっぱり「意外!」としか思えませんでした。


今回の「山猫理髪店」は1998年に、木山事務所プロデュースで俳優座劇場で初演された作品。
この時の主演は故三木のり平でした。
私はその数年前に、三木のり平が「はるなつあきふゆ」
別役実作品に初出演した時は鑑賞していたのですが、
なぜかこの「山猫理髪店」の初演は情報不足で鑑賞することが出来ませんでした。
別役実の作品はほぼ見ているファンの一人としては、見られなかった事を当時は非常に悔いたのですが、
別役実氏と三木のり平氏の関係がなんとなく、
中村伸郎・三津田健に次ぐ、別役ワールドの常連になりつつあったので、
「またこの次きっとジョイントしてくれるだろう」という確証のない期待をぼんやりと持っておりました。
ところが「山猫理髪店」の数年後に三木のり平は急逝。
彼にとっての最後の舞台となってしまったのです。
見られなかった事をこれほど悔いた作品はありません。


ですから「山猫理髪店」の再演は、主役が大滝秀治でなくとも無条件で見ていたでしょうし、
ましてや主役が大滝秀治ということはその意外性から、まさに大きな期待を持って鑑賞した次第です。


  海峡にのぞむ下関の古ぼけた理髪店「山猫BARBER」。
  北海道の炭鉱でガス爆発にあって温泉療養所に行くという青年は
  なぜここへ来たのか自分でもわかりません。
  店の親方(大滝秀治)は昔カミソリで細君のノドを掻っ切ったとか。
  だけど細君も娘さんもちゃんといるようです。
  久しぶりのお客にカミソリを手にした親方、見習いに手伝わせますが危なっかしくてしょうがない。
  そこへ、やはり北海道の炭鉱から逃げてきたという男やこの店を競売で買ったという夫婦、
  五十年まえの手配書をもった警官、切った髪を弁償しろという若い女などが
  次々と「山猫BARBER」を訪れて…


大滝秀治は意外と別役ワールドにすんなりと収まっていました
彼のリアリズムあふれる演技は今までと全く変わりありません。
しかし彼が真面目にしゃべればしゃべるほど、周りの人たちからちょっと浮いた状況となるのです。
【自身が不条理な世界】というよりも
【周りとの会話の中から不条理な世界】が浮かび上がってくるという
今までの別役作品とは異なる不思議な世界を形成しておりました。
その点、周りの登場人物たちが彼の言動に思いっきり振り回され、そこが大いに笑えるのであります。
確かに関根勤の物真似ギャグも自身が思いっきり真面目でも、
周りの環境と明らかにギャップが発生していて、その世界が何ともおかしかった事を思い出しました。


大滝秀治と別役実が思いの外しっくりくることはわかりました。
しかし劇団民藝の公演として本作品を見ると、
あまりにも別役ワールドに合わせすぎたなという印象はぬぐえません。
共演者に別役ワールドの筆頭である演劇集団・円の三谷昇氏を起用したのももちろんですし
演出の山下悟氏も別役作品の演出家であります。
大滝秀治はいいにしても、他の共演者で明らかに別役ワールドから浮いてしまっていた人もいましたから
劇団民藝の舞台に別役実が【招かれた】というよりは、
大滝秀治が別役作品に【客演した】という感じですね。

これが劇団民藝の徹底したリアリズム演劇のもとで別役戯曲が上演されていたら…
ちょっと結果は予想できませんが、何となく怖いもの見たさで見てみたい気はしますね。


■関連記事はこちらから

 ●演劇集団円「トラップ・ストリート」(別役実作品 H16.10.11)
 ●木山事務所「コント・ア・ラ・カルト当世殺人考」(別役実作品 H17.2.14)


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2005-06-26 15:38:29

最終回「タイガー&ドラゴン『子は鎹』の回」

テーマ:TV

続タイガー&ドラゴン

遂に最終回です「タイガー&ドラゴン」
…良かった、良かった、本当に良かった!
今回はネタバレ全開でご報告の第11話・最終回「『子は鎹』の回」


6/24 TBSにて放送
脚本:宮藤官九郎
演出:金子文紀、他
出演:長瀬智也、岡田准一、塚本高史、銀粉蝶、阿部サダヲ、伊東美咲、荒川良々、高田文夫
    北村一輝、橋本じゅん、森下愛子、笑福亭鶴瓶、西田敏行、他


いやぁ…本当にもぅ…

私…今までこのドラマ、ちょっとでも間違いが気に入らない事があると激しく突っ込みを入れてましたが、
今回に限ってはもぅ…ウルウルしっぱなし!
全てを許し、全てに感動し…そして全てにウルウル。


あの劇的な逮捕から3年後、
虎児(長瀬智也)は出所したものの、誰も玄関で待っててくれず
たまたまヒマだったというチビTだけが迎えるという寂しいシーンからこの回はスタート。

そして私のウルウルもスタート。

虎二が新宿流星会へ戻ってみたら銀次郎(塚本高史)が
対立していた力夫(橋本じゅん)と兄弟の杯を交わし立派に2代目を継いでいた。

その銀次郎の立派な姿に「良かった、良かった」とまたウルウル。

竜二(岡田准一)が【林屋亭どん兵衛】を継ぐ事が決まり、
どん兵衛(西田敏行)は、なんと【2代目林屋亭小虎】を名乗って
行方知れずの弟子を想って「子は鎹」を演じている。
それを虎児が寄席の片隅で見て号泣するシーンになると
もうダメ、ウルウルがノンストップ状態。

竜二が出所した虎児をなぜ迎えに行かなかったのかと、どん兵衛をなじると、
珍しく小百合さん(銀粉蝶)が逆上、「一番心配してるのはお父さんなのよ!」と啖呵を切る。

その心意気にまたもやウルウル。銀粉蝶の小百合さん、最終回にして最高の見せ場!

新宿流星会を銀次郎に譲り、自分は八王子へ引っ込み隠居生活を送っているという組長(笑福亭鶴瓶)が
あこがれの小春(森下愛子)さんと結婚する事になったとどん兵衛宅を訪問。
最初は「全て水に流そうや」と和気藹々な会話だったにもかかわらず
ちょっとした事から虎児の出所をどん兵衛が迎えに行かなかった事を組長が知るや
「お前なんか、絶交や!」とキレまくる、その鶴瓶の迫力にウルウル。

この頃になるともう何でもウルウル状態。

ところがどん兵衛も負けてない。
「林屋亭の看板に傷をつけた」と口では虎児と絶縁宣言しておきながらも
組長に責められるや「あのカワイイ弟子の虎児を刑務所にまで追い込んだのはお前じゃないか!」と
涙ながらの本心の暴露。組長も激しく心を動かされ二人抱き合い涙、涙。
私もその輪に加わって涙、涙。本当にこの2人うまいな~。

新宿流星会にも林屋亭にも戻れない虎児は行くあてもなく、仕方なしに風俗店の看板持ちでその日暮らし
そのわびしい姿に心配のウルウル。
すると偶然、その風俗店に襲名前のお祝いにと
どん太(阿部サダヲ)と竜二が訪れた事で劇的(?)な再会。
その後、喫茶店で虎児と竜二の男の会話。
刑務所で落語の勉強をしていたという虎児がさりげなく語る「子は鎹」のさわり。
そのうまさに感動のウルウル。虎児の落語は竜二の千倍うまい事をこのシーンが証明。

無事、竜二の【林屋亭どん兵衛】襲名披露の口上で高座に復帰の虎児。
自分がなぜ高座に上がれたかを、オリジナル「子は鎹」になぞって一席。
どん兵衛と虎児の【バスガイドパブ】での感動の再会。
全てを許す師匠と弟子、涙涙の2人の【すごい形】での抱擁シーンは、
笑いと涙で見ている私はもうすごい形相。誰かに見られずに良かった。

ラストシーン。
一席語り終えた虎児の復帰を喜ぶ観客の拍手の嵐。
虎児も感激して「タイガー、タイガー、じれっタイガー!」の連呼。
高座と観客が一体になって「タイガー、タイガー、じれっタイガー!」
もうこれは寄席じゃなくてライブハウス状態。
客席で見ていたどん兵衛を見つけるや、虎児は客席に降りて「タイガー、タイガー、じれっタイガー!」
長瀬智也が泣いている。西田敏行も泣いている。
そして私もセキを切ったかのようにウルウルの雨あられ。
感動の大団円。
イヤー本当に良かった、良かったとこの文章を書きながらまたもやウルウル。


関連サイトはこちら


 ■「タイガー&ドラゴン『三枚起請』の回」のサイト
 ■「タイガー&ドラゴン」レギュラー放送分のサイト


そんでもってこちらもヨロシクです


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2005-06-25 16:02:53

残念…

テーマ:ブログ

お勧めしておきながら自分が行けないご報告をするのは

本当に恥ずかしいモンです。


以前「今後のラインアップ発表です」 の記事でお勧めした

●末広亭6月下席

が、体調不良&家事用事で、どうにもこうにも行けそうにありません。

campanula さんとはひとしきり出演者について盛り上がり

報告記事を見ては早く行きたい自分の気持ちを抑えていたにもかかわらず

お勧めしときながら、肝心の私が行けないんだから、本当にcampanula さんごめんなさい。


この穴埋めは「大銀座落語祭」での

「小沢昭一の会」と「柳家小三治の会」に行きますんで、そのご報告記事でご勘弁ください。


いやぁ、しかし悔しいなぁ。

今回ほど、10日間で土・日が1回しかないカレンダーを恨みますワ。

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