きっと、死ぬまでアルコール依存症・・・ | かつみ|断酒の教科書〜酒断ちで人生は輝くのか〜

かつみ|断酒の教科書〜酒断ちで人生は輝くのか〜

53歳サラリーマン|凡人なボクは不純な動機で一級建築士を取り、我儘な転職で4社目。沢山失敗し、恥をかき挫折して修羅場も沢山経験。ある事で昇進を決意。その後、過労と酒で、死に損ない「生きる」と向き合います。
インスタアカ→@katsumi_mind_coaching

この投稿を書いている今、とても不思議な感覚だ。
今は日曜日の昼間、、、およそ2年前のボクなら休みのこの日も起床一番でPCを立ち上げ「プロジェクトの業務開始!」と言わんばかりに仕事と共に酒を煽っていただろう。
そんなボクが、今こうやってブログの記事を書きながら、コーヒーを飲んでいる。

「 ・・・なりたかった自分だ。」

願えば叶うもので、
マズイ酒を飲みながら「やめたい、やめたい・・・」
と思っていた2年前が少しだけ懐かしい。

今月で断酒1年7ヶ月となる。
そう、アルコール性非代償期肝硬変で緊急入院して以来、、、

この断酒の時期を通して向き合った自身の葛藤と感情・様々な感覚の変化。
その変化は飲酒時の幻覚ではなく、紛れもなく鮮明な現象である。

◼️アルコールに対する無感情
今はアルコールを飲みたいという思考回路が全く働かない。
働かないというか、感覚的には、

「飲酒欲求/まあまあ取り敢えず最初の一杯・・・」
この思考にならないよう抑制(コントロール)している感覚だ。

確実に言える事は、自分の生活イベントの中で「飲酒のプライオリティ」は完全に下がった。むしろ飲酒は不要なイベントである事も知る事ができた。
その為か、目の前にあっても飲みたいという欲求は出てこないのだ…
と言うより「 無感情 」、、、
伝えるのが少し難しい。。。

例えば、たまにコンビニのお酒コーナー(特にウヰスキーや焼酎)の目の前に立って眺める事がある。

酒コーナーとの一番勝負 ” 睨めっこ ” だ。
今は負ける気がしない。

ただ、
・飲みたいとは思わないが、飲みたくないとも思わない
・飲みたいと言う引き出しを意図的に開けていない
と言う無感情な装いの自分がいる。

視界には入っているが、脳に情報を与えていない状態。
酒そのものを、単なる幻覚と諭している状態。

「 故に我いまもアルコール依存症なり 」

飲んでも飲まなくてもどっちでもいいかな…と
さぞかし悟った感を出してイキっているのだけなのだろう。

◼️だから死ぬまで依存症
昨日の投稿で綴った通り、しっかり断酒は出来つつも、私は死ぬまでアルコール依存症である事を理解している。

「 ソバーキュリアスでもあり、そしてまたアルコール依存症でもある 」

飲酒欲求をコントロールして、別のイベントに上書きした。
とは言え、単に上書きされただけであり、自分のアーカイブにしっかり刻み込まれている感覚は否定するつもりはない。

なので、お酒を否定するつもりもない。
飲んでも生活に支障が出なければ、飲酒は人それぞれで自由だ。
手軽に買えるものだし、何にせよ合法薬物だから…
ただ、ボクが敢えて薬物と綴るその意味。
アルコールという物質そのものが人の体にとって紛れもない毒だから。

「酒は百薬の長?」
「百害あって一利なし?」

「そんなもの後者に決まっている!」
と実体験で学んだボクの主観だ。
飲む人は飲む人の主観で良いと思う。
仕事や私生活にとって、害や影響がないのであれば、ストレスを発散させる良き相棒として、
付き合っていけば良いのではなかろうか。
知らんけど・・・

◼️ただし、次のキミは「お酒を断つべし!」と警告する。
①ブラックアウトで他人に迷惑をかけているのであれば危険!
即やめるべし!論外!犯罪を犯してしまったら本末転倒!それこそ酒のせいにするな!
酒に失礼だし、
それこそキミの本性だ!

②毎日の飲酒が習慣化しているキミ!
(これは依存症です)

 キミの脳が
「 飲みたい = 飲ま無くてはならない!」
 になってはいないか?

③飲酒翌日に二日酔いと同時に「何故あんなに飲んでしまったのだろう」と後悔しているキミ。
その後悔は「反省ではなく不安」です。
アルコールは一時的にストレスな不安を拭い去る一方で、その反動がストレスや不安を倍増させる。
繰り返すと酒鬱(鬱病)になる可能性はかなり高い。

④自分が酒豪(酒飲み)だと誤解しているキミ。
腹部超音波検査、胃カメラ、血液検査をして、専門医(消化器科)の定期的な受診を薦めます。
なぜならば、肝臓はガンマだけではないから。
健康診断の前日だけ休肝日とる愉快な人もいるが、ガンマだけで肝臓を評価するのは浅はかな認識と断言する。
「アルブミン、ビリルビン、AST/ALT、アンモニア、亜鉛、血小板など・・・」 専門医の総括的判定を仰ぐべき。
ボクのケースは、脳の前に、肝臓がやられた(私が自ら壊したのだが)緊急入院時、すでに肝臓は機能停止しており、腹水が溜まり、浮腫も黄疸が酷かった。
のちに判明するのだが、そうなる5ヶ月前の血液検査で、町の内科医は見落としていた。
その時すでに、肝硬変(チャイルドピューA判定)に片足を突っ込んでいた事が、消化器科の主治医によって即断された。
タラレバな話ではあるが、そういう事である。
肝臓はガンマだけではない。

⑤そして前述の通り、
 週末の昼からお酒を飲むキミは直ちにやめるべし!

◼️最後に、
「断酒後の飲食生活の変化」や「身体・思考の変化」など、
飲酒や断酒に関する記事を投稿していきます。

キミが私はボクのようにならないように・・・

ご参考になった方、「スキ」「フォロー」などしていただけると嬉しいです。

ここまでご拝読いただき、誠にありがとうございました。

感謝いたます。

かつみ|2024.6.9〆