2022.11.11(金)　『19歳あぶさし』のお話

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おはようございます。北海道苫小牧（とまこまい）市、『霊観占い大幸』代表の峰ゆり子です。今日も御縁を授かり感謝いたします。また、いつもブログをご支援くださいましてありがとうございます。

今日は『世界平和記念日』。心から世界平和を望みます。

先日届けられた紅鮭のイクラが完成しましたので、冷凍保存する前に朝食で食べてみました。去年のイクラよりも実が柔らかくてふっくらとしています。漁師さんのお話によると青森県近郊で捕れた紅鮭のようです。

漁師さんや果物農家さんのご苦労に感謝しながら毎日頂いております。

ようやく片付いたゲストルーム↓

今年は沢山の断捨離をしました。1階10畳の和室は観音様をお祀りしておりますが、そこの押し入れにお客様用のお布団を入れてあります。お客様がお泊りの時は、毎回1階からこの2階のお部屋に運んでおりました。今回はこのお部屋のクローゼットを断捨離してお客様用のお布団を入れることにしました。壁に掛けた絵画は、今年生徒さんのお家を取り壊しする前に御両親から頂いたものです。

今日は10年目の母の祥月命日です。今朝も母が夢に現れたのですが、表情が優れなかった気がしました。大切な人の夢を見た時は、何を話したかということよりも、顔の表情が思い出してみてください。「笑顔なのか？」「悲しい顔なのか？」「浮かない顔なのか？」「怒っているのか？」そこから判断できる亡き相手が伝えている出来事です。

オラクルカード：Heavenly Bodies Astrology

わたくしの夢のお話は、喫茶店を作る作らないということだったような気がします。なぜかイライラしている顔なんです。ここ数日、母や文助叔父さんの3人目の奥様（とても厳しくて善良な人でした。）が夢に現れました。そして先日、文助叔父の息子さんから「何もないけれど、元気かー！」と電話があり、電話を切った後に「ひょっとしたら文助叔父さんが息子さんの口を借りて私に語りかけたのかなぁ？」とふと思いました。

西洋占星術や宿曜占星術を見て思うことがあります。それは、この世に生まれた人たちの誕生日ばかりを意識してみているというところでした。生まれた日があるということは、亡くなられた日にちにも意味があるということです。どうしてその日その時間に命を落としたのでしょうか？　どうしてその日その時間に生まれてきたのでしょう？　当たり前すぎて考えたこともない人が多いと思いますが、「誕生日」と「祥月命日」は表裏一体の此岸と彼岸の世界感におもえます。

『祥月命日』は、その方（故人）の『第2の誕生日』と私は捉えています。

「なぜその日に命を落とす必要があったのか？」

『祥月命日』とは仏教からきている言葉です。

『誕生日』は、宇宙の星々があなたをこの世に送り込んで、この世に生み出そうと意図した日です。

そのことを告げているのが、実はタロットカードの『女帝』なのです。その証拠が女帝の頭にかぶっている星の冠（12星座）

『誕生日』は、私たちが宇宙からこの世に生み出す力と共に生み出された命です。

『祥月命日』は、宇宙の何かしらの意図で現世から魂の星に還る「お迎え日（星に戻される日）」です。人間はこの世に誕生するとき、あの世に還る日には、『産土（うぶすな）の神様』がお迎えに来ると伝えられています。今日は、この『産土（うぶすな）の神様』のお話を語りたいと思います。

『祥月命日』は、「故人（魂）のお誕生日」です。

『19歳あぶさし』のお話

とある田舎での出来事である。ある男が、夜に外で酔いつぶれて家路につくことが出来なくなった。そこで、そのあたりにある鎮守様のお社の内に入り、夜露をしのぐためにそこへ泊まろうとした。真黒な闇の中、手さぐりで扉をあけて中に入ったのであるが、拝殿やら神楽殿やら見当がつかぬまま、そこに腰をおろして深い眠りについたのである。

すると、夜明けに近い頃であったろうか、拝殿の扉をトントンとたたく音がする。すると、扉の向こうから静かで厳かな声がした。

「この村の四ツ木通り三丁目二番地に住む丸山角衛門に、今朝、長男が生まれました。」と。

すると、その声に応じて、もっと清らかで威厳のある声がした。

「ご苦労であった。その子は19歳あぶさし」。

先程の声がまた聞こえてきた。　　

「わかりました」それだけ答えて、その後は、なんの声もしなくなってしまった。

男は思った。「四ツ木通りの角衛門といえば、わしの幼なじみの

あの大工の角さんじゃないのか。そう言えば、女房が妊娠して臨月が近いって言ってたなあ。へぇー、長男が生まれたのか。それにしても、誰がこんな時刻に神社に来て報告したのだ。それ”19歳あぶさし”って一体何のことだ…。」

その日、男がもしやと思って角衛門を訪ねてみると、玉のような男の子が生まれていたのである。

「19歳あぶさし？」男はあの夜の不思議な出来事を思えば思うほど、深く考え込まざるを得なかった。

あれよあれよという間に19年の歳月が流れ、19年前、玉のような男の子として誕生した角衛門の長男は、源太郎という名にふさわしく丈夫でたくましい青年に育っていった。

大工の子として真面目に仕事に励む源太郎。

今、19歳の春である。

そんなある日、源太郎は建築中の家の屋根を仕上げようと、梯子（はしご）に足をかけて懸命に工事に専念していた。

そこへ1匹のあぶが飛んできて、源太郎の首のまわりをブンブンと飛び回ったのだ。源太郎は、手であぶを払おうとするが、なかなか去って行かない。そうこうしている内に、あぶは源太郎の首を刺してしまった。

「痛い！」思わずそう叫んで首を押さえた源太郎は、体のバランスを崩して梯子（はしご）の最上段からまっさかさまに落ちてしまい、その場で即死したのである。

その騒ぎを聞き知った男、「源太郎があぶに刺されて梯子から落ちて死んだんだ」と、驚いて言う自分の言葉に再び驚きの声をあげた。

「あっ19歳あぶさし…。この事だったのかあ…」

その時、19年前に起きた不思議な夜の出来事が、今思い出されて身の凍る思いがした。

「あ、あ、あれは…なんだったのだすべてが当たってしまった」

ぼう然と立ちすくむ男に、春風が、やけい清々しく訪れて、鎮守の森の方へと去って行った。

この不思議な話は、『産土神様（その土地の鎮守様）』が源太郎の守護霊様に報告をしていたお話を物語ってます。

そのやり取りが神様という威厳のある声でした。この『産土神』とは、人間の御魂を神霊界から運んでくるコウノトリのお役目をなさっているそうですよ。生まれた時、人間は死に向かって歩いていきますが、産土神様も守護神や守護霊は、その人の一生涯の運命を知っていて指示をなさるお役を授かっているのだそうです。

龍神様からお聴きしたこちがあるのですが、時と場合によって延命ができるようにお願いすることもできるのだそうです。それは、アカシック（宇宙辞書）の書き換えらしいのですが、簡単ではないらしいです。波動というものは龍神（白蛇、白龍）などの次元に降りてくるお力が必要です。高級霊はそれらをお持ちとのことでした。

肉体の病気よりも心の病気の方を治すことが大事です。また、心の病気よりも御魂の病気を治して永続的な幸福を寄与することが大切です。多くの人が抱えやすい心の病。

あなたの御霊はたった1つです。生まれてくることも、あの世に旅立つことも、すべては何かしら宇宙の意図がそこにあるのだと思います。自ら命を落とすのは、それに反することになりますので、大切になさってくださいね。

私は、今日迎えた『母の祥月命日10年目』は、残されたわたくしたち遺族へ「未来へ向けての新メッセージ」と捉えています。

私たちひとり1人がそれぞれの御縁で出会いがあります。育む絆にはすべて意味があると考えます。出会いも別れもそこには大切なメッセージがあると思いますので、大切になさってくださいね。

それではまた明日お会いしましょう。

皆様の今日もお元気でいられることが何よりですが、誰しもが頑張りすぎている私たちです。皆様の今日という1日の一瞬一瞬をゆるりゆるり、サラリサラリとお過ごしができますよう。そしてまた心安らかな日となりますよう。それではまた明日。合掌

今日のオラクルメッセージ『タロット』↓皆様に向けてのカード

あなたの周りのしがらみから解放されて、自分の道を歩き始めましょう。世間の目から見て常識外れと思われたとしても、あなたはあなたです。そうしたしがらみから自分を解放してあげて、自由な気持ちで新たな一歩を踏み出すことが大事です。人生は何度でもやり直しはできます。今一度、人生のスタートラインに立って考えてみてください。何かが見えてきます。それは、お家の大掃除からかもしれませんし、思い出の片づけかもしれません。少しずつ、何かが変わるのを感じてみましょう。過去に縛られるのではなく、前を向いて歩くことを考えれば心に隙間ができ、新しい何かが始まります。