今朝の外気温は1度。
おはようございます。
北海道苫小牧市の峰 ゆり子です。
「愚者」に一目惚れして購入した像は、わたくしのお気に入りのひとつです。
ドイツの名宰相オットー・ビスマルクの言葉に、
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」。
という格言があります。
いろいろ調べていると、 「愚者だけが自分の経験から学ぶと信じているが、私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるために、他人の経験から学ぶのを好む」と、語ったとも伝えられているようです。
タロットの登竜門である「愚者」ですが、愚者の持つ棒にくくりつけられた小さな荷物の中身は、人によって持っている(抱えている)ものが違います。
「愚者は賢者から学ばず、賢者は愚者からも学ぶ」
古代ギリシャの人々は、街で教えを説くソクラテスを見て、「単なる薄汚れた老いぼれとしか眼に映らなかった」というシーンがあります。
誰しもが、自分の未来や人の未来を予測できるものじゃありませんが、目先のことだけに拘っていては前には進めません。それは、命あるものに与えられている「平等な時間を大切にすること」へ繋がっています。
同じ「愚者」でも、カードの絵柄によって変わります。
一番上の愚者の絵柄は、今にも崖から飛び出しそうな風情ですが、見方によっては、山の頂点である崖っぷちに立って「やったー ようやくたどり着いた」という、達成感を味わっているようにも見えますし、二枚目の「愚者」は、月を眺めながら、内なる声に従って人生という旅を続けている姿にも見えます。
「賢者は愚者に学び、愚者は賢者に学ばず」。
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」。
「賢者は聞き、愚者は語る」。
人生の行く手には辛い試練が待ち構えているかもしれません。しかし、未来には新しい何かが待っていることは確かです。
「愚者」は、人生という旅に必要なのは…。
未知なる世界へ踏み出す勇気は「最初の一歩」だと教えてくれています。
日本中の多くの方々が、何かしらを卒業して、次の未来に踏み出そうとしていると思います。
新たな場所や部署への転勤や転職などは、対人関係が心配かもしれません。はたまた、結婚という新たな新生活には親族間のつながりも…。
でも「愚者」は、強い信念と自信を持って前に進んでいます。それは、自分の心に素直に従っているからなのでしょうね。
自分に対して自信を持つことを「愚者」は教えてくれています。
「愚者」は、人生という旅を続けるわたくしたち人間の姿そのものなのでしょう。
自分に与えられた時間を大切に使いましょうね。
それではまた、ごきげんよう。
皆様の今日もさらりさらりゆるりゆるりとお過ごしができますよう。
合掌
霊観占い大幸 峰 ゆり子