2015.10..03(土)  「陰」は目に見えない「徳」 | 霊観占 大幸(れいかんうらない だいこう) 

霊観占 大幸(れいかんうらない だいこう) 

「あなたの悩みに 救いの手を!」

宇宙の神秘があなたを導きその神秘を解き明かすのが観音様です。
自分の幸せを掴む人生の旅を続けてください。 

今日は『八専始め』。ひと言でまとめれば「今日の運気がよければ、後も良好」ということです。ということは逆もあり得ると言うことになります。


おはようございます。北海道苫小牧市のタロット占い師 峰 ゆり子です。いつもブログをご支援くださいましてありがとうございます。




昨日、茨城県の友人からお米が届きました。ご実家がお米農家さんなので、かなり古いお付き合いになります。そしてまた、妹の旦那さまの従兄の果樹園から、たくさんの果物を頂き、岐阜県の親戚から、自宅で採れた生落花生が大量に送られてきました。


縦軸横軸のつながりをいつまでも大切にすることで、いざという時に救いの手を差し伸べてくれるものですよね。ありがたいことです。感謝しております。



ある時、チビ孫ちゃんが言いました。


「おばあちゃん、あのスイカ、なんで観音様に飾ってあるの」


私 「飾ってあるのではなくて、お供えしてあるのよ」


チビ孫 「食べてないんじゃない。だって、少しも減ってないよ」


子供は素直に物事を見ています。




瑩山禅師と後醍醐天皇の仏の教えに関する書物の中に『十種疑滞(じゅうしゅのぎだい)』というのがあります。


「ことごとく功徳を以って行となす。人みな父母のために、霊供を供え、茶湯を献ずれども、消えず、費えず。朕また疑滞あり」


解釈しますと、「後醍醐天皇も御霊膳や茶湯を供えても一向に食べて貰えず、消える事も減る事もないと「疑問」に思われた」とのことでした。それに対して瑩山禅師は、「たとえ壁があっても、花の香りは漂って部屋の中に香ってきます。花の香りが部屋の隅々までいっぱいに満ち溢れていても、花心は少しも損なわれる事がありません。匂いを感じる鼻にも、香りが通りすぎていくだけで、鼻の形は残っています。真心が通じるというのはこのようなものです」と。



この頃、使われなくなりましたが、日本には昔から「陰膳(かげぜん)」という言葉がありました。「陰膳」は今は亡き父母やご先祖様の為に食事をお供えして、家族と一緒に食事をする事です。「陰(かげ)」は、お天気の良い日に自分の姿が地にうつる「影」とは違います。わたくしたちの眼に見えない物事です。「陰日なたに努力しています」というような言葉がありますが、この努力とは、人には見えないものです。そしてまた、「お陰様で元気にしております」。などとも言います。


これらはすべて目には見えない『感謝』の言葉です。


わたくしたちが今あるのは、父と母を初めとするご先祖様がいらっしゃったから。


「お蔭」ということになります。ですから、「陰膳(かげぜん)」とは、今は亡き父母やご先祖様への感謝の気持ちを、供養させて頂く真心を差し出す食事なのです。


観音様も仏様も「香りを召し上がる香食(こうじき)、香味(こうみ)」のお食事です。


仏経の中に「亡き霊は香気(こうき) のみを食としている」と説かれていますし、不動尊のり経にも「香の煙はかすかなれども天に…」とあります。


ひと言で言えば「陰」とは、「功徳を積む」「努力をする」と言うことなのだと解釈しています。



それではまた。ごきげんよう。


皆様の今日も、邪気が祓われて、より良い1日になりますよう。お健やかに報恩感謝のお気持ちでお過ごしくださいませ。


それにしても、キンモクセイの香りが恋しいです。 北海道にはないんですよね-。昨年、ホームセンターで見つけた鉢植えのキンモクセイを、春に庭に植えたんですが、今年は咲いていません。そのまま囲いをしてひと冬置いてみるか、鉢に戻すか迷っている今日この頃です。



2008年に、お客様の実話を物語風にした「鏡の向こうの占い師」という本を出版しております。「ふたつの夢」「観音様との対話」「三人の霊達」「迷い道」「お約束」「錦鯉百匹」「ハツラツ」「夢のお告げ」「メッセージ」他 800円 (税込864円) 全国送料一律180円



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占大幸 峰 ゆり子

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