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わたくしの生徒さんは、ご自分の信仰されている神様やご先祖様を大切になさっている方ばかりですので、お経について聞いてくださったりします。わたくしもそんなに詳しいわけではありませんが、先日、旦那様も聞いてきましたので、今日は、お経の本来の意味をお話ししたいと思います。
昨日の生徒さんは、旦那様のご実家が『浄土真宗(じょうどしんしゅう)』とのことでした。ちなみにわたくしの両親は『曹洞宗(そうとうしゅう)』です。
仏教経典(お経)は、お釈迦様の教えなのですが、今日伝えられているお経に至るまで、弟子たちがそれはそれは大変なご苦労があったとされています。
お経の「経」という字は、サンスクリット語で「スートラ」の漢訳語です。この「スートラ」とは、「糸」「線」「法則」という意味です。そして、お経にも※「経糸(たていと)」「すじみち」という意味がございます。
※「経糸」とは、織物の糸が交互にまっすぐ筋交いながら、「正しく続く」という意味の「真理」です。近年では、斜め軸も規則正しく織られる技術もあります。
それゆえ、お経は「真理を述べた聖典(経典)」と呼ばれ、簡略で「お経」と呼ばれるようになったと伝えられています。
余談ですが、わたくしのタロットカード(ヘキサグラム)の読み方は、お経の「経糸(正しく読む)」から、独自に生まれた解読方法です。
「正しく伝わらない」「正しく伝える」
そもそものお経の始まりは、口伝えにより後継者に伝えられました。それが世界中に広がり、暗唱されて、現在の読経につながっているのですが、耳で確認するだけでは後世に残されないということから、紀元前に「結集」と言われるお経の編集会議が何回も行われたそうです。多くの弟子たちが過ちがないかを確認しあって、お経が文字として書き写されたようです。ただ、最初の暗唱はインド文字とされていたのですが、現在残されている最古のお経は「パーリ語(サンスクリットの梵語)」らしく、わたくしたち日本人が拝んでいるお経です。
般若心経には「前経」というのがございます。
「般若心経前経」
「そもそも般若心経と申し奉る御経は、文字の数は二百六十文字にて、天台経七十巻 毘沙経六十巻 阿含経 華厳経 方等 般若 法華経と一切の経より選び出された尊きお経なれば 神前にしては宝の御経 仏前にしては花の御経 まして家のため人のためには祈祷のお経…」
お経は『八万四千法門』と言われ、膨大な種類があるとされています。世界でたくさんのお経がございますが、ご自分がご縁をいただいているお経を大切になさって、子孫にお伝えできるといいですね。
それではまた。ごきげんよう。
皆様の今日もさらりさらりゆるりゆるりとお過ごしができますよう。
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「占 大幸 uranai daikou」 (合掌)