「There Must Be Un Angel」 元気です!

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10月も終わりである。

永遠のように長く思われた今年も、
過ぎてゆくスピードは変わらない。


すっかりご無沙汰してしまった。
ブログを休んでから、本当にいろいろなことがあった。
悲しいことばかりじゃなくて、
楽しかったことも、感動したことも。

愛するライオンズも、パリーグを制覇した。
CSも勝ち抜き、いよいよ日本シリーズである。
天使というのは、存在するのかもしれない!!


8回の抗がん剤を終えて、先月の末に検査。
抗がん剤というのは、自分の愛する人たちに、
決して味合わせたくない、本当に辛いもの。

骨髄穿刺とCTの結果に異常がなければ、
PET検査をする、と言われていた。
そこでも異常がなければ、「地固め療法」。
2年間のリツキサンの投与なのだそうだ。

最良の結果でさえ、クラクラするようなものだ。


検査の時には、「今年、とても幸せだと思った瞬間」を
沢山思い出すようにして、いい結果を祈った。


結果は・・・。
ダメだった。


9月。
仲良しのナレーターと3人で朗読のライブを演った。
私は朗読初挑戦で、もっと上手くなりたいと思っているが、
初めてのライブとしては、大成功だった。

それを目標に、辛い治療も頑張れた。


すっかり治ったような気分でいたので、ショックだった。


PET検査をするまでもなく、私の骨髄には異常な細胞がある。
お腹の大動脈付近の腫瘍群は、4月よりもやや小さくなった。
でも、私は相変わらず「がん」で、ステージ4なのだ。

現実は厳しい。

地固め療法や、経過観察なんていうレベルには程遠く、
また、抗がん剤を投与しなければならない、という。

新しい抗がん剤は、副作用がどんなふうに出るかわからないから、
また長期入院が必要なのだ、と言われた。

そこまで聞いた時に、私の頭は真っ白になり、
先生の言葉は、私がやっと取り戻した日常を
引き裂くように響いた。


10月から、地域のFM局で、パーソナリティーとして
毎週2時間の生放送が決まってたのだから。


スタッフに何と言えばいいのだろう?

そんなことを考えていたら、天使が少しだけ、微笑んでくれた。

「あと二つ、選択肢があるんだよ」
先生が言った。

不幸中の幸いにして、私は今すぐ入院して
チューブにつながれなければならないほど重篤ではない。

今はまだ体力もあるし、自由に動けるから、
「できるだけ、仕事をさせてあげたい、と思ってる」と
言って下さった。
さらに、その抗がん剤を投与したところで、
私は良くならないかもしれない、とも言われた。

「抗がん剤を投与して、体力も自由も仕事も失って、
 その結果、治りませんでした、っていうのは酷だからね」

一つは、リツキサンを2週間に一度投与して、あと4か月ほど
入院を引き延ばす方法。

もう一つは、一か月に一度リツキサンを点滴して、
経口の抗がん剤を試してみる方法。


主治医と相談の結果、後者を選んだ。

来週から、また新しい治療が始まる。
でも、私は生放送もできるし、ナレーションの仕事もできる。
多分、日本シリーズも観に行けるし、コンサートにも行ける。

好きな仕事ができて、好きなものと触れ合える。
良き友にも恵まれている。

これで相思相愛の恋人がいれば、
がんの一つや二つくらい許せるかも。(笑)


頑張っている全ての人に、天使が微笑んでくれますように。

「There must be an angel」 Eurythmics with Stevie Wonder