こがねむしというソフトはExcelでVBAを使って書きました。
VBAとマクロをよく混同されて使われているようです。
わたしも最近まで、違いがよくわかりませんでした。
マクロとは、あらかじめ決められた手順でソフトの機能を制御する機能。
VBAとは、Visual Basic for Applicationsの略で、上記のマクロ機能の手順を書くプログラミング言語です。
私がExcelを使い出したのは、今から25年ほど前、Mac用でバージョンは1.06
Mac Plusの小さな9インチの白黒画面で使っていました。
(9インチってipadとipad miniの中間ぐらいのサイズ)
その頃、世の中では、表計算ソフトは、マルチプランから、
ロータス123が主流となりかけていた頃です。
その頃のExcelは、既にマルチウインドウに対応していて、
違うワークシート間で参照したり計算したり出来ました。
就職して、噂のロータス123を使った時、どんなに凄いソフトなんだろうと思いましたが、
マルチウインドウじゃないので、シート間の足し算をしようと思うといちいちファイルを
開いて、セルを指定してまた閉じてと
結んで開いてチューリップの花は♪みたいな作業が必要であることがわかり
愕然としました。
当時、経理系のビジネスマンでMacを使っているのひとは稀有でしたので、
ロータス123がいかに遅れているかということを力説しても全く通じませんでした。
ちなみに123とは、1表計算 2グラフ 3データベース の意味だったと思います。
時は流れて、Windows用のExcelが登場しました。
そして、Windows95の頃には、Excelのバージョンアップを、WindowsがMacが追い越しました。
またスティーブ・ジョブズがアップルを去って数年がたち、Macが段々つまらない普通のパソコンになっていった頃でしたので、Macと決別しWindows派となりました。
このように非常に長い歴史を持つExcelには、人間の叡智が蓄積されています。
人が数字を使って考える事のほとんどを実現できるようになっています。
VBAは、その偉大な先人の経験と知恵を自由自在に操れる
神の仕業のような存在だと感じています。