資金繰り表作成ソフトを作りました! | Mr.資金繰り表 税理士コンドウマナブ

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税理士、資金繰り表ドットコム代表、マイケルEガーバー認定ファシリテーター、マインドマップ公認インストラクター、翻訳家、ボードゲームデザイナーと色々やってます。


 金融機関から顧問先企業の資金繰り表を求められることが増えてきました。

 実はこの資金繰り表作成ってすごく大変なんです。資金繰り表作成で検索するといろいろなサイトが出てきますが、エクセルで売掛金入金だけ抽出して、それを転記してみたいなことを地道に繰り返してつくるような説明がなされています。

 経理をやったことのある人は分かると思いますが、未払金、前払金、立替金等々、資金繰りに影響する科目は沢山ありますので、それらをひとつひとつ抽出するのは気が遠くなりそうな作業で、たいていはその他の項目にぶち込んでしまって残高を合わせてしまうこと多いと思います。

 生来面倒くさがりの私は、なんとかこれを楽にする方法はないかと思案して、ソフト開発会社に相談しました。開発には数百万円かかるそうで、それでも私がイメージしたものができるかどうかは不安でした。

 ということで、自分でプロトタイプまでは作ろうと、エクセルのVBAの勉強をすることにしました。ネットで学校を検索した結果、大阪の阿倍野にあるVBA実践塾というところで学ぶことに決めました。
  
 これが大正解でした。塾長の先生は長年ソフト開発を本職でやってこられた方で、「ソフトは使う人が作るのが一番」という考えのもと、一番ソフト開発が用意なエクセルのVBAを実践的に教えることをされています。

 所定のカリキュラムをこなすのではなく、作りたいソフトを伝えると、サンプルのコードを書いてくださり、それを元に自分で開発してゆくというスタイルでした。
 当初、10回通うということでスタートしたのですが、5回目には、ソフトがほとんど出来上がり、あとメールでの質問で、販売できるまでこれました。

 こがねむしと命名したこのソフト、会計ソフトの仕訳データから、日次と月次の資金繰り表に一発変換することができます。普通なら数時間かけて無理やり残高を合わせる資金繰り表が、約数分で完璧に残高が合ったものが作成できます。
 しばらく、税理士仲間にテストをしてもらいバグや使い勝手の改善を行い、満を持して 昨日から、本格的に販売を開始しました。

こがねむしのウエブサイトはこちらです
 
 現在は弥生会計だけに対応していますが、仕訳データがCSV出力できればどんなソフトにでも対応できます。今後、どんどん対応ソフトを増やしていきます。