5年前の今頃。 | 20代よ、甲状腺とともにさらば。ーコウジョウセンがありませんー

20代よ、甲状腺とともにさらば。ーコウジョウセンがありませんー

「甲状腺がんかも…?」
とヌルっとしたがん宣告をされてから、病状や入院・手術などの情報収集にとても役立ったのが、同じ病気の方々のブログでした。
一昔前の大ヒットエッセイ「も○のかんづめ」のように、バカバカしくてくだらない闘病日記をボチボチ更新していきます。

お久しぶりです。
特に報告することもなかったのですが、ちょっと変化があったのでブログの更新を。
実は今年で臓器をひとつ無くして5周年。
血液・エコー・CTというフル検査に行ってきたのです。


相も変わらず超混雑している病院内。
朝一で血を抜かれる…というのはいつものことなのですが、止血をする間もなく、
「次CTに行ってくださいねー」
と言われ、地下にあるCT検査室へ向かう私。

今回は造影剤なしなのでまだマシですが、狭くて暗い空間のなか、いきなりキュイーーーンと変な音がするCTは、どうにもこうにも怖い。
しかも、動かないようベルトに縛り付けられ、10分ほどその良くわからない空間に居なくてはならないところも不快ポイントのひとつ。

ものすごく細く狭い空間に入れられる様は、さながら竹輪に詰められるきゅうりだったので、
「私はきゅうり…私はきゅうり…」
と心の中で唱えつつ検査の終了を待ったのです。


そして次はエコー。
エコーは受ける患者さんが多いので、いつも人があふれており、座る椅子すらない。
待ち時間が長いのであれば少し外に出てコーヒーでも…と思うものの、40分ほどで呼ばれるとのこと。

40分って微妙。
5分前には病院に戻りたいので、残り時間は35分。
カフェまで行って帰ってくるので約10分。
オーダーしてなんだかんだすると、ゆっくりできる時間は20分もないとすると、これは少々もったいない。
ということで、約40分立って待っていました。

血を抜かれ、CTで身体を固定され、さらには立ちっ放し。
これはもう、軽い修行です。


エコーも終わり、またまた待った後、やっとこ診察です。
検査結果が気にならないといったら嘘ですが、極端に体調が悪いと感じることはなかったので、多分大丈夫だと思っていましたが、やはり検査結果はシロ。
甲状腺がんは肺に転移するのでCTで肺部分も撮影したのですが、肺に転移もなし。
酒は毎日呑むものの、血液もクリーンでした。

主治医に、
「5年目ですね。おめでとうございます。」
と言われたのですが、そこでやっと、5年無事でいたのはめでたいんだな…ということを再確認。

そんなこんなで、本日12月20日は臓器を取って丸5周年。
現在18:30ですが、確かこの時間に麻酔から目覚め、
ゲーゲー吐いたり、寒いと言ったり暑いと言ったりしていた気がします。

▼その様子はこちら
http://ameblo.jp/mindad72/entry-10747250244.html


5周年なので何か自分に褒美を…と思い、診察後に表参道をウロウロしたのですが、特にほしいものがない。
もしかすると、病院での軽い修行で悟りを開いたのかもしれません。