深夜の街をひとりで歩く

空には僅かに星が輝き
ウォークマンからは
懐かしい歌が響いていた

知らない人達と擦れ違い
居場所を探して歩き続けた

歩道橋で空を見上げて
溢れ出る涙を堪えた

「傍に居て欲しい」

その一言が言えなくて
果てなく募る想い

響く歌声が心に染み渡る

夜風が私の頬を冷やすと
君の体温が欲しくなる