こんにちは、マインドアーキテクチャ協会の柚月です。
「ありのまま、あるがまま」人間誰でも心が疲れたときは、そのままの自分を認めてほしいと思うことがあると思います。
カウンセリング業界でも現状肯定のアプローチは一つの有効な方法と考えられていますが、マインドアーキテクチャ協会の考え方は少し異なります。
以前、美輪明宏さんがテレビでこんなことを仰っていました。
「ありのままっていったら大根で言えば泥だらけ。大根は洗って磨いて綺麗になるんでしょ。ありのままで良いっていうのは泥だらけの大根を食わせるようなもの」
少し極端な言い方ではありますが「苦しいのはわかるけども、ありのままを認めるだけというのは向上心にかける」という意味でとても共感する部分がありました。
「ありのまま」を認めるということはその時の苦しさこそ緩和されますが、言い方を変えれば「嫌な自分を固定する」という側面もあります。
固定は心地良い反面、人から思考を奪い弱さを浮き彫りにします。嫌な出来事がフラッシュバックしても閉じ込めなければ薄れていくのと同様、前に進むためには「固定」という概念を捨てなければなりません。
そこでマインドアーキテクチャ協会のカウンセリングで大切にしているのは、嫌な自分を固定することなく可能性を開かせるアプローチ。
つまり、現状を否定して前に進むのではなく、現状を肯定しながらも前を向くことができるようになりましょうという考え方です。
