31歳軟弱獣医師の学び 〜人医療をイミテーション〜 〜鎮痛や鎮静の考え方〜 | みなとまちアニマルクリニックの「裏」ブログです。

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こんにちは。こちらは「非公式」ブログです。書いている内容は、あくまでも著者の一意見であり、賛否のご判断はお任せします。読み飛ばす程度に呼んでください。僕は自戒のつもりで書いてます。

書く内容は「動物医療」で未だ解釈されてないことや

 

解釈されても少しばかり異なっているものがありますのでご留意を。

 

結論から言うと、鎮痛>鎮静という考え方が現在の主流です。

 

鎮痛は究極の患者中心アウトカムのひとつであり

 

医療従事者が行うべきマナーのひとつ。

 

とまで書かれてました。

 

当たり前じゃん?と思うかもしれませんが

 

2013年にベースとなる考え方のガイドラインが出ているので

 

わりと新しい考え方ではあります。

 

雑誌内で指摘されていましたが

 

「鎮痛と鎮静は別々に考える必要があるか?」という

 

そこから考慮しないといけないようです。

 

痛みを感じない重症患者はいないという認識のもと

 

鎮静はあくまで強制的に意識障害をもたらしているにすぎず

 

鎮痛はできていないという自覚を持った方がいいと指摘されていました。

 

ガイドラインはPADという名前なのですが

 

Pはpain痛み、Aはagitation不穏、Dはdeliriumせん妄の頭文字です。

 

Pが一番初めにきていることに注目です。

 

 

痛みを取るということは本当に大切なんです。

 

そして面白いなと思ったことですが

 

鎮痛や鎮静の評価の仕方が人医療では決められているのです。

 

鎮静の評価をRASS(richimond agitation-sedation scale)といいます。

 

医療系のクソったれなとこですがなんでも頭文字で略式にします。

 

「どれくらい鎮静が必要なのかの評価の仕方」とかって書いてくれたらわかりやすいのに。

 

まあいいでしょう。

 

そこで、医師はRASSの評価が正確でないことが多く、看護師の評価を参考に治療介入を行う方が良い。

 

とされていました。

 

すごく的を得ているなと思いました。

 

人医療の世界ではこういうスケールがきちっと整理されていますし

 

看護師の教育も徹底されてます。

 

まさにチーム医療。

 

動物医療もこうなってかなくてはいけません。

 

物理的に一つ一つの病院が規模感をあげてく必要があります。

 

純粋にマネージメントの質が低いんだと思います。

 

しかしながらこれも人医療との違いで面白いと思うのが

 

お医者さんのほとんどが人工呼吸管理が出来ないということです。

 

獣医は「よく理解しているかしていないか」にかかわらず

 

多分臨床医は全員が人工呼吸管理はできます。

 

できなかったら殴られたりして、臨床を去ってきます。(結構本当)

 

何を書きたいんだかわからなくなってきましたが

 

 ←  痛み

 

 ← 鎮静

 

「鎮痛」に使うお薬、「鎮静」に使うお薬という風に

 

単純に考えると、お薬は実はそんなに多くありません。

 

だけれども、患者さんを評価して

 

上手く薬を組み合わせること

 

循環や呼吸にかなり影響していくので

 

そちらのサポートを怠らないこと。

 

この辺がむっちゃ難しくて、僕は苦手です。

 

大山院長が考えすぎていて、というか彼のコミュニテイがマニアックすぎてそういう意識が芽生えるのかも。

 

だけど、普段考えているので、人の方の「総合内科」の雑誌は簡単に読めちゃう不思議。

 

専門の雑誌になると一気に難しくなるんだけど。

 

ということで、当院は「痛み」に強い病院です。

 

去勢、避妊だって痛みを最小限にしたいです。

 

内科疾患だって痛みを伴います。

 

声の出せない動物にこそ、最高の鎮痛を。

 

色々ご相談ください。