”食”がテーマの1日” | かさまつみなと歩む会

かさまつみなと歩む会

自然豊かな和歌山県田辺市から繋がる地球の未来を考えて、
足元からできることを
みなでいっしょに一歩ずつ歩む会。

9月23日 

白浜にあるクオリティソフト株式会社


 で、

午前中は、健康な体と心のための食について各地で講演されている室谷真由美さんのお話と食事会に参加。
イベントページ



チラシの写真を見ての第一印象が、“む〜っちゃキレイな人やなぁ!”でした(笑)(それもそのはず、以前はモデルをされてたり、テレビやドラマなどにも出たことがあるそう)、

それに、”ビューティーフード””マクロビオティック”…おしゃれな雰囲気の横文字が…

午後から別室をお借りして、ある企画を行うことになっていたので、せっかくの機会だから…と参加してみることに。

どんなお話なんだろう…あれこれ想像がふくらみましたが、お話の内容は、「人の体と心は食べ物によってできている」という根源的な考えに立ち、食べるものによってその人の生き方も変わるし、それを多くの人が意識すれば、地球環境にも影響を与えるほど、”食”は大きな力を持つということを改めて痛感するお話でした。
(大切さは理解しているつもりでも、忙しいとついつい適当になりがちで、改めて意識する良い機会になりました)

できるだけ食物全体を食べようという「一物全体」。
土地のもの旬のものを食べる大切さを教える「身土不二」。

また、日本人にとってお米が大切。
とくに、胚芽など取り除いていない玄米は生きたお米で、栄養価もとても高い。

おおまかには知っていはいたけれど、なかなか玄米を習慣にはできておらず、少しずつでも取り入れていきたいと思いました。

熊が冬眠から覚めて初めに食べるのはフキノトウらしいんですが、山菜は冬眠中の老廃物を出してくれるように、自然は生き物に、時期時期に最適な食べ物を用意してくれている。

などなど。

後半、ある東京の小学校のヴィ―ガン給食の話題も。

昨今、様々な食品のアレルギーを持つ子どもが増えてきて、別に給食を作るケースも増えてきているそうですが、月に一度、「みんなで同じものを食べる給食」というのを行っている小学校のお話でした。

肉や魚のほか、卵や乳製品も食べないというヴィ―ガン食によって「みんなで同じものを食べる給食」が可能になっているそうですが、

子どもたちから
・健康に良い
・みんなで食べられる
・美味しい
・普段とかわらない
・地球環境に良い
・未来が守られる

などの声が上がるそうです。
(最後の2つは、今の子達が”持続可能な地球”を意識する機会が私が子どもの頃よりも確実に多いんだろうな、と感じさせました)

・おかわりジャンケンができる

というのもあったんですが、
実際におかわりをしたいのではなく、ふだんジャンケンに参加できない子が参加できる喜びについて触れておられ、”みんなが同じものを食べられる”というのはとても大きなことだな、としみじみ感じました。

クオリティソフト社長、浦さんとの対談もあり、浦さんの食への深い知識も興味深く聞かせて頂きました。




ランチは動物性のものを使わず、玄米(たぶん、小豆と塩と一緒に炊いてたので酵素玄米だと思う)、多種多様なお野菜のメニューで
とても美味しかったです。(土日にやっている「たまな食堂」で食べられるようです)




午後は、別室で、以前から学校給食にオーガニックな食材を入れてほしい、と活動している和歌山市の河原多恵子さんと企画した座談会を行いました。

河原さんと9月上旬に、初めて 浦 聖治 社長とお話させて頂く機会があり、「たくさんの人に関心を持ってもらい、協力してもらえるように集まる機会を作りましょう」と、ご提案頂いて実現した企画でした。

自然栽培や有機農の農家さん、給食センターの職員さん、お店の方、保護者、企業の方、県や市町の議員さん、…など、地域も白浜町、上富田町、田辺市、みなべ町、紀の川市、和歌山市など幅広く約20名参加して下さいました(なんと、途中までですが、室谷さんも!)。




約2時間、色んな話が出ました。
「どうすれば、給食により多くのオーガニックなものを取り入れられるのか」
・まず作りやすい作物1品から変えてみる
・県内では有機農産物は少ないので、県でとりまとめてもらって、使用したい自治体に届けるなど…はどうか?などなど…

1つのテーマとして、「県単位で協議会をつくる」という点があったのですが、誰が中心になるのか…という話でストップしてしまうのは、やはり今回もそうでした。

ただ、1人ずつ、自己紹介を兼ねてそれぞれにされていることや思いなども語って頂いたんですが、皆さん、前に進めよう!という思いは熱く、団体という形にこだわらずとも、こういう機会を重ねていくことで、課題や解決策もみんなで考えられるし、繫がりができれば、本当に少しづつですが、前進する力も強くなる…そんな希望が持てる話し合いでした。

また、毎日の献立をInstagramに投稿するなど、できるところからやっていこうと頑張っている給食センターのお話も聞かせてもらい、
自治体によっても給食への取り組みは様々なので、取り組みやすいところから要望を届けていく…というのも大事だと思いました。

会が終わってからは、時間がある8人で、近くのstellate 


さんにおじゃましてお茶して、最後に残った3人で店を出る頃にはもう辺りが薄暗くなっていました。

#マクロビオティック
#オーガニック給食
#給食にオーガニックを
#クオリティソフト株式会社
#たまな食堂
#ヴィーガン