先週から医療事務の職業訓練が始まりました。
医療保険制度は理解できるけど(元々の知識)接骨院とは違う初診再診料の解釈とか、新たな発見もありました。
………というか、衝撃的でした。



一番驚いたのが入院の差額ベッド代。
事務員さんや看護師さんには『空きがないから差額ベッド代払って個室(とか衝立つき多床室)になるのは仕方がない』と説明されます。
大体の人がこう言われると『仕方がないなら払わないといけないのか…』って(多分)渋々承諾すると思います。
でもこれ、本当はダメらしいです。
厚労省からのお達しで『差額ベッド代は病院が自由に決めて良いけど、空きがないという理由で発生した差額ベッド代は支払わなくて良いという扱いにしてね』と言われているそうです。
(堅苦しく言えないのでフランクに言ってます)


私の経験談では(過去ブログ見ていただけるとわかるのですが)、『入院前に空きがない時の差額ベッド代支払いをする同意書にもサインしてきてください』と事務の人から事前に言われたので、とりあえず書いていきました。
入院当日、『空きがないから衝立つき多床室になりますので差額ベッド代発生します』と言われて、私が絶句してたら妹が『それってそっち(病院)の都合ですよね?こっちには関係無くないですか?何で強制的に支払わないといけないんですか?根拠示してもらわないと納得いきません』とキッパリ。
事務員さんは呆気に取られながら『少々お待ちください』と言って、差額ベッド代を支払いたくない人用の書類を持ってきました。
『これに書いてもらえれば差額ベッド代は請求しません』みたいなことを言われた気がします。
確か差額ベッド代を支払いたくない理由と署名をしたのかな?
その時は1週間入院だったので、差額ベッド代は×7日(伸びて8日)となると結構な額だったので、差額ベッド代は支払義務がないことは知りませんでした。



その後同じ病院に2回入院しました。
2回目も同じように差額ベッド代発生しますと言われたので、支払いたくないとキッパリ断りました。
事前の看護師さんにも『差額ベッド代支払いたくない』旨は伝えてたのですが、伝わってなかったのかな?
このときも書類を書かされました。
3回目は、差額ベッド代のない多床室が空いていたらしくカーテン仕切りの部屋になりました。
別に衝立がある時とない時と何も変わらなかったです。
衝立のあるなしで3,300円/日も変える理由が良くわかりませんでした。
別に提供される医療に違いはないし、ご飯も美味しいし、掃除とかもしてもらえるし。







講師の話では某大学病院のクラークさんが
『うちでは差額ベッド代支払いたくないって言われたら「じゃあ治療出来ませんね」ってしてる』
と言っていたそうです(本当かな?)。
自費の差額ベッド代が払えないからって必要な医療が受けられない…そんなこと有り得るのか??
病院の方針ならクラークさんに悪気はないから仕方がないけれど(そもそもクラークさんにそんな決定権あるとは思えないし)、そんな経営方針の病院だと『大丈夫かな?』ってちょっと不安になります。






一応差額ベッド代払わない代わりに、差額ベッド代のない部屋が空いたら移動すること、という条件付きで衝立つき多床室に入院してました。
初回は長期間でも空かなかったみたいで、2回目は短期間だったから空きが出る前に退院になったので、どちらも病室移動は経験していませんけど。




私はたまたま妹が言ってくれたから事前にわかってたけど、そうでなければ支払ってたかも…?
何事も経験とはいうけど、こんなところで役に立つとはね…。
あと差額ベッド代支払いたくないと声を挙げることが悪いことではないってわかって良かったかな。
もしこれから入院を控えていて差額ベッド代支払いたくない方は、もし支払いを求められたときに拒否する権利はあるってことみたいです。
厚労省からのお達しがあるらしいので、その辺伝えてみると良いのかも…?
ただ病院でブラックリストに載せられるかもしれませんね(笑)
私が3回目の入院で差額ベッドなし多床室になったのも、『こいつ支払わねぇな』って思われたからかもしれませんので😂😂😂😂😂😂