私たちは“仮想現実の世界”に生きている!

4)『歴史は勝者が作る』今も生きている歴史の中の“ウソ”23

 

 それでは、米国側は、この問題をどう見ているのでしょうか?

 

 まず、1944年に米国戦争情報局(OWI)が発表したレポート49(”Japanese Prisoner of War Interrogation Report No. 49.”, UNITED STATES OF OFFICE OF WAR INFORMATION, Oct.1944)には、20人の韓国人慰安婦への聞き取り調査の結果として、次のようなコメントがなされています。「彼女らは、性奴隷ではなく、賃金が支払われていた売春婦であり、日常的に昇降ら軍人たちとスポーツイベントやピクニック、エンターテイメント、ディナーを共にしていた。」つまり、『慰安婦』といわれる女性たちは、一定の自由があり、経済的にも恵まれていた高給売春婦であったことが明らかだったのです。

 

 2007年に米国議会に提出されたIWGの最終報告書(Nazi War Crimes and Japanese Imperial Government Records Interagency Working Group Report)というものがあります。これは、米国政府がナチスと日本帝国の戦争犯罪を暴こうという運動の下、3000万ドル(30億円超)の費用と約7年の歳月をかけて、総計850万もの米国政府各省庁に残る文書を調査してまとめられた報告書です。その結果、当時の日本政府や旧日本軍による『強制連行』や売春の強要の証拠は何一つ見つけることができませんでした。米国人ジャーナリストのマイケル・ヨン氏によれば、IWGレポートでは、そのような証拠を待ちわびていたとみられるある団体に対して、謝罪まで述べられています。(『決定版・慰安婦の真実──戦場ジャーナリストが見抜いた中韓の大嘘』)ただ、この結果は、先の1944年のOWIの報告書からすれば、むしろ当然の結果であったと言えます。

 

 先の米国人ジャーナリストのマイケル・ヨン氏が指摘しているように、もしも本当に20万人から40万人もの韓国人女性を性奴隷にするために強制連行したというのであれば、韓国人の男性が反抗して戦い、血の海に染まっているはずで、その戦闘と虐殺の証拠が、写真や動画、戦闘の痕跡など山ほど残っているはずなのに、そのような証拠は何もないのです。それが本当なら、なぜ韓国人の男性は黙っていたのか、全く説明がつきません。

 

 また、日本軍の指揮官の立場から見ても、日本軍は当時連合国軍との戦争の真っ最中で、手一杯の状況であり、20万人の女性を拉致して、監視し、移動させ、食べさせるために、人と金などの貴重な資源を使っている余力はありません。当時、売春は、法律的に合法で、売春を事業とする民間業者がいましたから、『多くの女性を強制連行する』必要もなかったのです。むしろ当時、このような慰安所営業者の半数は朝鮮人であり、日本軍は慰安婦募集の誇大広告を禁止するとともに渡航する女性が本人自ら警察署で身分証明書の発給を受けて『誘拐でないこと』を確認するよう通達を出していたとされています。

 

 従って、韓国側の「当時、日本軍が20万から40万人の女性をさらって性奴隷にした」との主張は、結局『壮大な嘘』と言わざるをえません。ただ、インドネシアでは、19人の女性が日本の将兵たちに乱暴され、性奴隷にされた事件がありました。しかし、それらの将兵たちは、日本軍によって逮捕され、処罰されています。ここで、重要なことは、それが日本軍の行為なのか、一部の将兵の行為なのかということです。もちろん、いずれも犯罪ですが、後者については、一部の将兵たちの個人的な犯罪で、これは残念ながらいつの世にも、どこの国にもありうることだということ、また、それらの将兵は、実際日本軍によって、処罰されていること、つまり、日本軍はそのような強制連行という行為に対して明確に否定の判断を下していたことが重要です。そして、ここでの問題は、個人の犯罪行為ではなく、日本政府や日本軍が主体的に行ったのかどうかということであって、それを肯定的に証明する証拠はなく、従ってそれは事実ではないということです。

 

 それでは、一体誰が何のためにこのような『虚構の物語』を考え、広めようとしているのでしょうか?

 

 この点について、マイケル・ヨン氏は、その背後には中国の思惑が潜んでいると警告しています。曰く、「第一の目的は、日本からお金を引き出すこと、および日本に対して憎悪をあおることです。第二の目的は、日本を米国などの他の同盟国から引き離すことです。(実際日米間に摩擦を引き起こしています。)究極の目的は、日本を可能な限り弱体化させ、南シナ海における中国の領有権を確立することです。」(同氏著『決定版 慰安婦の真実』31p)

 

 また、元駐ウクライナ大使の馬渕睦夫氏によれば、これらの中国韓国による日本叩きという現在の状況は、それを見て見ぬ振りをしている米国の『東アジアレジーム』戦略によるものでもあると言います。つまり、戦後のGHQの占領時代に民度の高かった日本を完全に『アメリカ化』することができなかった米国は、日本を抑え込むために、韓国で強力な反日洗脳教育を行うとともに、間違った歴史認識を植え付け、産業面でも日本を牽制するための基地とすべく育て、『分断して統治する(divide and conquer)』という植民地支配のやり方を行っていると言います。(同氏著『「反日中韓」を操るのは、じつは同盟国・アメリカだった!』pp.188-189)

 

 いずれにせよ、私たち日本人は、『第二次世界大戦当時日本軍は、20万人~40万人もの韓国人女性を強制連行し、性奴隷とした』という韓国が創り出し、中国が便乗して一緒に世界に広め、米国が見て見ぬ振りをしている『虚構の物語』の中に生きているのです。(この『虚構の物語』が跡形もなく崩壊するまで、日本としての事実に基づく力強い主張を世界に向けて発信、運動し続けない限り)

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