有吉ベース 上島葬 | 南野やじオフィシャルブログ「南野やじの他力本願2」by Ameba

有吉ベース 上島葬

メチャクチャ面白かった。

腹抱えて大爆笑した。

心からの信頼関係が出来てるからこそ成立する超一流の笑い。

誰でも出来る芸ではない。

素人には絶対真似出来ない。


昔からそうだ。

馬鹿な大人達は、目に見えたものだけで全てを判断する。

馬鹿な大人達は、本質ではなく現象だけで安易に判断する。



超一流芸人による『悪ふざけ』(←敢えてこう表現する)は、物凄く高度な技術と物凄く大きな愛情と信頼関係でもって作られている。


芸人は、それぞれのやり方で、それぞれの覚悟を持って、真剣に「ふざけて」いる。オモシロイ事が大好きだから、自分が「オモシロイ」と信じる事を他者に伝えたいから、他者に笑って欲しいから、誤解される事を覚悟して、嫌われる事を覚悟して、怒られる事を覚悟して、全力で「ふざける」。


コンプライアンスって一体なんだ?

何に気を配り、何に気を使って、何を制限してるというのだ?

ネットには今日も無数の匿名希望らによる無慈悲な愛情の欠片すら無い尚且つツマンナイ言葉の暴力に満ち溢れてるじゃないか。


昔のドラマや時代劇を専門チャンネルで再放送する際、今の時代に相応しいエクスキューズとして「作者の意図を尊重し、そのまま放送します。」の文言が必ず登場する。


もはや狂ってるのは演者ではない、世間だ。

世間が非常識になってきてるから、演者が常識を持たなきゃいけない糞みたいな時代じゃないか?


それでも芸人は、馬鹿でクダラナイ事が大好きだから一生懸命表現するんじゃないか。


腹の底からゲラゲラ笑う事。

人間の本能的な欲望だと思っている。

食欲、睡眠欲、性欲、笑欲(しょうよく)だ。


笑いたいから生きるんだ。


ダチョウ倶楽部・上島竜兵さんが亡くなった事が本当に本当に悲しい。