ようやく涙が収まってきた。
できれば再びの景色を見て貰いたかったけど、それは無欲じゃない。謙信公の心に沿うならば。
URだった!認定された!
結弦さんは嫌かも知れないけど、言わせて下さい。認定おめでとう!
足が痛かっただろうに、片足着氷トライ頑張った!
でも。採点傾向からみると、転倒無ければUR取られず、きっと加点がついたはず。
4Sの転倒も4Aの影響があっただろう。
なのに、その後の完成度。上位がその後後半にミスある中、プログラムの最中に体力を整え、後半は全くぶれない、戦の過程で覚りを得ていくような、冷静沈着で慈悲深い謙信公の姿が重なりました。
4A4Sがどうあっても、プログラムの世界観は揺らがなかった。
フィギュアスケートの定義が崩壊する中にあって、羽生結弦以外に真の闘いに挑む者は誰も居なかったと思う。彼を置いては。
お疲れさまでした。
あれが僕のすべてと、報われない努力だったかも知れないと聞いたら、震える声にまた涙が溢れてならない。
荒川さん来たら泣きそうだった。
荒川さんの声も震えてた。
謙信公は27歳で出家しようとした。
もうすべて出し切ったということなら、誰も貴方を引き留めない。
それくらいこの北京は命懸けの大戦でした。
今は夢の跡。一緒に夢を追い続けて来られて、ここまで引っ張って来て貰って、これ以上ないくらい幸せでした。
結弦さんの挑戦をきっかけに勇気を貰い、また他の選手がチャレンジするとか、本当に思いますか?佳○子さん。
私は全く思わない。一切マニュアル、手本が無い未知のジャンプを、あの羽生結弦が一杯一杯全力で努力して、全力で実施して、完成にあとちょっとだった。あんなハイリスクローリターンの、これまでのジャンプの概念をすべて一度棄てて回りにいかなければ達成できない代物を。
そういった意味では、プログラムを一切無視して、偶然一発跳べたら後は崩れてもいいなら、クリーンに跳んだ最初の選手とバイオ更新の栄誉と代替にチャレンジする選手はいるかも知れない。
でも羽生結弦の世界は違う。羽生結弦の挑戦は4Aだけじゃなく、パーフェクトパッケージ。だから誰にも手が出せない。
闘いに倒れ傷つき、そこから立ち上がり、しかし皆が正しく幸せになれない世俗に区切りをつけた、その物語をこれで完成と彼が言うならば、答えは彼の気持ちのまま。
未完の4Aが伝説になる。
色々良くない事が多かった試合だけど、ゆっくり荷を下ろして、走り続けた道を振り返って下さい。
ハビちゃんが言うとおり、貴方が登ってきたのは今後永遠に語り継がれる道程です。
振り返えれば、そこに貴方と刀を交えながら、お互いにリスペクトし合う戦友がいる。
どのようなこの先を選ぼうとも、貴方は常に自分の道を行けばいい。
羽生結弦の応援者は、これからだっていつも少し離れて背中の見える距離で後ろを着いて行くから。
でももし、少し経ってまたふつふつと闘志が沸いたら、その時もどうぞ心のままに。
貴方が選んだ答えが私たちの正義です。
ありがとう。
『羽生結弦』
北京の貴方の闘いを決して忘れません。
どうか爽やかな笑顔で、安全に私たちの日本へお帰りをお待ちしています!
(ここからひとりごとのそのまた呟き)
もしかしたら、羽生結弦が挑戦を終えたら、基礎点が上がって、ハイリターンになるかも知れない。
それはちょっと悔しい気がするけど。
いや、絶対全く果てしなく悔しいわ。
ひとりごとにお付き合いいただき、ありがとうございます!
(画像は公式動画をお借りしてキャプチしました)
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