「実質的な負担は生じません」

という説明が印象に残る子育て支援法を覚えていますか?

 

昨日6月5日、子育て支援法が成立しました。

 

・中学生までだった児童手当が高校生までに変更

子ども1人あたり36万円のプラス

・第3子以降は現状の倍の3万円

・育児休業中の賃金支援

 

その財源として、

2026年度から公的医療保険料とあわせて徴収され、

段階的に引き上げられます。

 

 

 

 

同じ日に発表されたのは2023年の合計特殊出生率

 

 

 

 

経済的な負担を和らげることは少子化対策の一つの方法ですが

子どもの問題はそれだけではないように思います。

 

 

 

例えば私の場合

結婚していたのは28歳から42歳の14年間

出産適齢期ど真ん中

 

金銭的には共働きでしたし余裕はありましたが、子どもは産みませんでした。

色々理由はありますが

「仕事が面白くて、専念したい」というのが1番

ちょうど最上位のFP資格(CFP)取得を目指していた頃です。

 

あの時出産子育てという道に進んでいたら

今の私はいなかった。

子どもの為と考えて離婚もしなかったかもしれません。

 

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子どもを産まない理由は人それぞれ

 

教育費や住居費等の経済面の不安

仕事と子育ての両立の不安

子育て時間確保の不安

結婚できない不安

独身生活の自由

独身生活の気楽さ

 

 

日本に限らず先進国の傾向として少子化が進んでいます。

 

大人になったら結婚するのが当たり前

結婚したら子供を産むのが当たり前

子どもは2人以上倦むのが当たり前

 

「○○するのが当たり前」という

固定化した価値観の社会から、

「△△してもいい」「◇◇だっていい」という

多様な価値観の社会へ変化したのが

最大の理由。

 

「子供を産み・子孫を増やすのこす」という

種の保存としての生物的行動が

 

自分の人生設計の中の1つのピースにすぎなくなってきている

 

そんな変化が根底にあるのではないでしょうか