朝焼け | 伽想詩

伽想詩

愛するものは猫と本と花......そしてantique

夏の朝焼け

カクテルみたいな光のグラデーション

まだ部屋に朝陽は届いていない

少しだけヒンヤリとした美しい瞬間

瑠璃色の露草に水晶の様な朝露一つ


何も無かったように

幾つも幾つも朝が来て季節は巡り


今日も目覚めた事を少し後悔して

わたしだけがいつも取り残されている気がする