からくりとは、

糸を引っ張って動かす「からくる」が語源とのこと。

昭和世代には馴染みのある言葉で、今でも物事の仕掛けを、

どういうからくりになっているのか、と、使い慣れている。

しかし、あらゆる分野で先鋭化した事象は、

どうも、この表現では収まりが悪いような感じもする。

システム、メカニズムの方がしっくりくるものばかりだ。

もっとも、その技術を用いる「人」をして、やはり、

からくりを考えてしまうのだが。

   

 

                       合掌

 

 

寒くなってマスク姿の人が多くなった。

風邪の予防の第一手である。

悲喜交々の思いを抱きながら、

本来の免疫作用を弱めるとか、

呼吸に支障があるといった声を聞けば、

どうにも悩ましい。

いずれにせよ、これから冬にかけては

日頃から予防を心がけていくしかない。

 

 

                合掌

 

 

 

時間が気になる時、思わず腕時計や

壁掛けの「針」を探してしまう。

いや、以前はそうだったというべきか。

秒針を追いながら、時間を刻めた時代は、

時の深さ、流れの強弱など、

今とは違う感覚があった。

ただ光の明滅と変化を、無表情で眺める日々、

今は時間が乾いているようだ。

 

 

                   合掌