百恵ちゃん「夢のあとさき」1980年8月31日ニッポン放送
ゲストは大石吾朗さん
(一部抜粋文)
百恵ちゃん
「さてさて今日
お迎えした方は私![]()
山口百恵と切っても切れないと言うか腐れ縁と言うか
恐ろしい縁のある方なんです ネエ ダーリン
」
吾郎さん
「待たせたなお前
浮気なんかしなっかただろうね
」
百恵ちゃん
「当たり前ですわ
あなたに逢いたくて逢いたくて
」
吾郎さん
「何を言っているか
ちょっと気を抜いてる間に
なんだ・・あの・・友とか
」
百恵ちゃん
「凄く久しぶりなんですよね
去年の新宿コマ以來かな
」
吾郎さん
「それでコマで何って言ったか
またやろう一緒にね
」
百恵ちゃん
「吾郎さん 自分の仕事が忙しい忙しってばかり言って」
吾郎さん
「感づいたんだね僕も
あの男と怪しい
これ以上僕が首を突っ込んでもいけない
この辺で引き下がろうと
」
吾郎さん
「前に百恵と知り合った頃に お母さんから百恵のお兄さんみたいだねと
」
百恵ちゃん
「私の大好きな人 大石吾朗さんです![]()
吾朗さんはどんな男性と私が一緒になれば良いと思っていた
」
吾郎さん
「誰とも一緒になって欲しくなかった
一生 一人もんでいって欲しかった
今の発言は感情移入した発言
冷静に見た場合は
一人の男に恋をして仕事を止めていく家庭に入る
実に素晴らしいことになったんだけど![]()
芸能界という世界にいる山口百恵を見ていると
僕は残っていてほしかった
この世界においての山口百恵が消えていくということは
非常に大きな損失だと思う
辞めてお嫁さんにいった場合の方が良いのではないかと
いう人も他にいっぱいいるんじゃないかと思うけれど
山口百恵はこの世界でもって
やっていかなくてはいけないような宿命を背負っていた女
なんじゃないかな思う
辞めて去っていってしまうことが芸事を勧めていく
全エネルギーの一つがポツンと欠けていってしまうような気がする
山ほどの恋愛をかさね段階を進んでいくごとに
山口百恵という表現者として
女としての
成長がエスカレートして偉大な女に進んでいく![]()
だから結婚しちゃいけない人なんだ![]()
感情移入すると
結婚してほしくない と思っていた![]()
山口百恵という人と作品を通してであれ![]()
知り合えたことは
ある時期 共に生活できた訳だよね
ファンは大事な思い出として とっておきたいと思うよ![]()
過去にそういうことがあったという素敵な思い出を![]()
山口百恵自身も忘れずにいてくれたら
一緒に仕事ができたことが無駄にならないし
とても良かったと思える![]()
昔 一人暮らしの時には
山口百恵のポスターに囲まれていた
純粋な少年のような心のファンの一人だった・・・![]()
大人だから仕事の時には感情を殺して君の前に現れていた
」
少女の頃からの百恵ちゃんを見続けてきた
吾朗さんの偽らざる心境を吐露した
百恵ちゃんへの素直な気持ちと優しさが溢れている素敵な言葉です
声高に【引退反対】は言えない世情の中
この時期に
本人を前に 堂々と自分の意見を主張する吾郎さんの気概を感じます![]()
それは 独り善がりではなく![]()
百恵ちゃんの才能を誰よりも高く評価し![]()
芸能の世界で 未来永劫輝き続ける人だと信じていたのは![]()
吾郎さんが 百恵ちゃんをずっと見守り続けてきたからなのではないかと
感じました![]()
最後の最後に 告白したのも吾郎さんらしい![]()